フリーター < 正社員という構図は一般常識的に捉えられています。
おそらく社会的信用や安定した収入の面からそういう風に考えられていると思います。
また、一般的にフリーター = 未来はないと言われていますが、どうでしょうか?
私の周りにもフリーターが多くいて、各々の道を歩んでいます。
2つの実話を紹介しますので、参考になればと思います。
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フリーターの末路は悲惨?
本人達がどう思っているかはわかりませんが、私から見てフリーターから成り上がった人と、悲惨だと思う人の2人を紹介します。
成り上がった人
Aさんは高校に入学すると壮絶なイジメにあったため、2年の夏に学校を退学しました。
中学校から家があまり裕福ではなかったので、新聞配達や牛乳配達をしていたそうです。
退学してからは、ファーストフード店や建設会社でアルバイトをはじめ、フリーター生活が始まりました。
約40年前だとパワハラなんて当たり前の世界で、Aさんもイジメにあって建設会社を転々としていました。
当時のAさんはイジメられたらすぐ辞めると決めていて、フリーターの方が都合がいいのでフリーター生活を続けていました。
それからバブル景気を迎えより時給の高い、鉄筋工のアルバイトをしていたそうです。
一番やりがいを感じ、充実感があったといいます。
社長からも社員にならないかと言われて、なってもいいかなとも思っていたということです。
建設業界は頂点を大手ゼネコンが仕切り、それから下へ下へと会社が請け負う形となっています。
その大手ゼネコンや、仕事を振ってきた上にいる会社の社員の態度が気に入らなかった為、社員にはならなかったそうです。
私も昔、建設会社でアルバイト経験がありますが、当時は大手ゼネコンや県内トップと言われていた建設会社の社員は、とにかく偉そうでした。
今日はじめて会ったのに「おい、お前」ですからね。
まぁ~現場では一番若かったので、呼びやすかったのかも知れないですけど、それが当たりまえの時代でした。
そして仕事が終わってからも、必ず現場の掃除をさせられていました。(もちろんタダ働きでした。)
そんな時代ですから、Aさんも社員よりアルバイトを選択したといいます。
それからAさんは、更に時給の良かった運送会社でアルバイトをします。
かなり時給がよく、Aさんも年齢が20代中ぐらいを迎えていたので、社員になってもいいかなと思っていた矢先に、事故をしてしまいました。
接触事故で相手には怪我がなかったそうなのですが、Aさんは腰と足を痛めてしまい結局、運送会社を辞めないといけなくなったということです。
その後は知り合いの飲食店でアルバイトをします。
当時は人気の洋風居酒屋でAさんも、厨房から接客まであらゆる事を覚えないといけなくて、大変だった反面、自分がつくった料理が人気メニューとなった時に、「自分でも店を持ちたい」という目標が出来たそうです。
それからというものAさんは時間が空けば、あらゆる飲食店でもアルバイトをし、知識と腕を磨き、洋風居酒屋では無くてはならない存在になりました。
しかし、Aさんの存在を良しとしない店長と知り合いのオーナーが嫉妬したため、Aさんは店から追い出されることになりました。
年齢が30手前となったAさんは、ついに店を出すことを決意。
おしゃれなショットバーをオープンさせ、たちまち店は大人気となりました。
オープンから1年後には結婚。
2年目にはさっせく2号店を出店と、勢いに乗ったと思っていた所、奥さんとAさんの母親が病で倒れてしまい看病するために、店はオープンからわずか3年で閉店となりました。
看病の合間に、知り合いのいくつかの飲食店でアルバイトをします。
そこでラーメンと出会い、虜になります。
看病が一段落したので、あらゆるラーメン屋でアルバイトをして、自分の味を追い求めたといいます。
そして40代前半、ついに自分の店(ラーメン屋)をオープンさせました。
それから約20年、Aさんの店は「全国ラーメン店100選」という雑誌にも掲載されるほど地元では大人気の店となっています。
Aさんの場合は目的がはっきりしていたので、あえてフリーターの道を選んだということですね。
悲惨だと思う人
Bさんの家は、専業農家でいくつかの田んぼや畑を所有していて裕福な家庭でした。
2人兄弟の末っ子で小学校から小遣いを1万円もらっていたという、超甘やかされて育ってきました。
高校を卒業後、地元の会社に就職しましたが、甘やかされて育ってきた事もあり、周りの人達とコミュニケーションが上手くいかない状態でした。
職場の先輩から注意されても聞く耳もたず、逆ギレし孤立していきました。
最終的には会社を1ヶ月以上ブッチしてクビになりました。
それが、入社して3ヶ月後の出来事です。
それ以降、フリーター生活に入ります。
フリーター生活でしたが、親からは毎月10万円以上の小遣い、それ以外のタバコ代や飯代は別にもらっていました。
またフリーターといっても、友達や知り合いの建設会社や、運送会社に1週間だけの短期アルバイトを繰り返す日々でした。
30代中頃までそのような生活をしており、さすがに親も心配になったのか、家の農業を引き継がせるために手伝いをさせ、さらに新しい農機具をそろえ、本人のやる気を伺しますが、やはりアルバイトの方が、楽だといって手伝いもそこそこにフリーター生活を続けます。
40代を迎えさすがに親も何とかしないと思い、結婚を勧めました。
結婚と農業を継いだら土地を渡すという約束で、親が用意した相手と結婚。
これで頑張ってくれると安心したのも束の間、兄弟で農業を引き継ぎましたが、働かないBさんを見かねた兄が注意したところ、逆ギレ。
それ以降、農業をすることなく、廃品回収のアルバイトをします。
離婚はしないまでも、嫁さんとは別居。
Bさんは親の面倒をみるという口実(実際には面倒をみていない)で、実家で同居します。
自分のアルバイト代と親から貰う小遣いで生活していましたが、嫁さんには生活費を渡さないというクズ人間でした。
60代になっても、アルバイトと親からの小遣いで生活していましたが、父親が他界し財産を相続しました。
かなりの財産だった事もあり、働くという気持ちが無くなり、父親の遺産と母親の年金で生活を続けています。
Bさんの生活に激怒した兄は絶縁を宣言。
嫁さんとは約20年別居状態。(おそらく母親が亡くなった時点で離婚)
というフリーター人生を歩んでいます。
本人はなんとも思っていないかもしれませんが、Aさんと違って目的意識もなく、自分の稼ぎだけで生活するでもなく、ただ自分のことしか考えていないBさんの惰性的な人生…
私は悲惨だなと思ってしまいました。
まとめ
いかがでしたか、思っていた実話とは違うかもしれないですが、こういう人もいるということで紹介しました。
正社員になるのも、フリーターのままでも、自分にとって納得できる選択が出来るように、実話が参考になればと思います。
ちなみに、なぜフリーターではなく就職することを周囲はすすめるのか、アルバイトから正社員になるメリットは色々あります。
- 時間給→基本給(月給) 労働時間で給与が左右されない。
- アルバイトと違い、解雇しづらい(期間のある雇用契約や退職金・賞与の有無)
- 社会保険(健康保険や厚生年金)が違う。(国民健康保険や国民年金と違い、会社が半分負担。年金で言えば、厚生年金とは基礎年金(国民年金分)と報酬比例の両方掛かる事になるので、将来受け取る額が多くなる。)
- 労働保険(雇用保険※失業保険等・労災)がある。 (これもアルバイトでも入っているかも知れませんが、失業保険は辞めた後に失業中に支給されるものです。雇用保険がかかっているのと掛かっていないのとでは退職後の安定が大きく違う。)
- 金融機関からの信用を得る。(フリーターのまま結婚し、家を購入しようとしたときに、定職について2年以上たたないと貸せないという銀行もある。)
そしてフリーターはやめて就職しようと考えても、長い年月フリーターだった人は就職が難しくなってしまうという現実もあるということです。
私の経験では?ですけど・・・
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