派遣社員はなぜ定着しないのか?3つの理由を紹介

派遣社員

現在、派遣社員=”すぐ辞める”ということが言われ問題になっています。

なぜ派遣社員が定着しないのか、嘆いている会社も多いと思います。

これについてはどちらの言い分ありますが、どちらかというと派遣社員が悪いように言われています。

しかし私も派遣社員の経験があり、派遣社員側の言い分もあると私は思っています。

今回、私なりの解釈で定着しない理由を紹介しますので、参考にしてもらえたらと思います。

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派遣社員はなぜ定着しないのか?

私も派遣社員として働いていた時期もあり、会社によっては、なかなか定着しないと感じていました。

経験からして以下の3つの理由があると思います。

  • 採用する側の問題点
  • 派遣会社側の問題点
  • 本人の人間性

採用する側の問題点

嘘が多い

よく広告などには「簡単な仕事です」と、うたい文句が飛び交っているのを、1度は見たことがあると思います。

とにかく好条件を示すという”嘘”をつくと言うことですね。

私も派遣会社を通して、入職する会社に面接に行きました。

「うちは残業ゼロだから」と言われましたが・・・・

蓋を空けたら、働き始めた1日だけ残業ゼロでした。

2日目からは17時が定時なのですが、17時10分前に大量の仕事を持ってきて「今日中に終わらせて下さい」と言われた時には、さすがに辞めようと思いました。

しかし当時の私は、貯金通帳に90円しかない状態だったので、辞める事はできませんでした。

私と同様に、派遣会社を通じて入職した人の中には、定時で帰れないことに腹を立てて、3日で辞める人が結構いました。

そして派遣社員だからといって、簡単な仕事でもないということです。

やらされる仕事内容は、直接雇用の社員と変わらないです。

ですから覚える事が多い上に、給料は大したことないというギャップに嫌気がさします。

私が入る前に、前任者が辞めていたので教える人がいませんでした。

そのことすら、私は知らされていなかったので放置状態、会社の人事担当者に相談すると、「現場の人達に聞けば誰でも丁寧に教えてくれるよ」ということでしたが、現場が忙しい時や聞いた人の機嫌が悪い時などは、嫌みを言われていました。

放置+嫌みを言われたら、普通はすぐ辞めるでしょう。

おそらく、会社の人事担当者も現場の事を把握していない、現場とのコミュニケーションもとれていない事もあるのではないでしょうか。

責任逃れ

入職して早々、社員と同じレベルで仕事をさせ、同じレベルで責任を負わせる事も見逃せないです。

工場などでは、ライン工として派遣社員が担っている所もあり、検査工程で不具合が発生すると容赦ない責任追及がある所もあります。

私の時はそうでした。

入って2週間で、検査の責任者からその都度呼び出され、怒号に近い注意や反省文を書かされていました。

その事を人事担当者に相談したら「それが仕事だろ」と掛け合って貰えなくなっていました。

入職して3ヶ月になると、ベテラン扱いされ客先で不具合が発生すると、派遣社員なのに客先に出向いて謝罪、不具合対策書の提出、そして工場長含めた幹部からの責任追及でした。

また半年たった頃には、会社の鍵まで預けられいつも最後に帰宅するのは私になっていました。

年末に不良を出してしまい、今日中までに終わらせて帰れよということで、除夜の鐘を誰もいない会社で聞いた時には、虚しさが込み上げてきました。

ここまでやっても給料は直接雇用の社員より大分安いですから、そりゃ~続かないですよ。

見下される事が多い

私の知り合いも、ある大手企業の工場に派遣社員で勤務していました。

そこの会社は、給料もよく、休みが多くて、残業も少ないと評判の会社と言われています。

しかしそれは直接雇用の社員だけの話で、実際はその穴埋めを、派遣社員が担っているということです。

知り合いが言うには、工程の人数は派遣社員と直接雇用の社員が半々だったそうです。

直接社員は定時の日や1日2時間残業と決められており、休むのも自由ということです。

派遣は遅刻や早退、休む日にちを工程責任者(直接雇用の社員)から許可を取らないといけないルールとなっており、許可を取るのも「お前らは休むなよ」といちいち嫌味を言われたそうです。

直接雇用の社員が派遣社員に気を使って休むのに躊躇していた時も、責任者が「お前は好きな時に休め、こいつらに(派遣社員)に全て任せたらいいんだよ。働かないと給料が安いから(笑)」と、大きな声で派遣を見下したような発言をしていたといいます。

その発言を聞いて、入って2ヶ月目の知り合いは辞める決心がついたといいます。

それと私が以前勤めていたブラック企業の社長は、「派遣社員だろうが、正社員だろうが私にとっては大切な人材です」と言っておきながら、リーマンショックの時には幹部連中に「早く派遣社員を切れよ。」と発言していたということですから・・・

忘れていましたが以前、名のある大企業に就職活動で説明会に参加したのですが、私が派遣社員の経験があるということで門前払いをされました。

派遣社員=フリーターと同じなのでという理由でした。

何の事を言っているのかわかりませんが、世間はまだまだ派遣社員に対して見下した間があるということですね。

派遣会社側の問題点

派遣会社そのものにも問題があると思いますね。

  • まず欠勤したい時は、まず派遣会社の担当者に連絡しないといけないルールなのですが、電話に出ないので無断欠勤したと捉えられる事が多々ありました。
  • その会社の作業着を1着目は支給され、2着目は買い取りになっているるーるなのですが、1着目から給与天引きになっていました。
  • 有給休暇で派遣会社に申請しても、欠勤扱いになっていて給与が激減。
  • 派遣会社の担当者は、週に1回担当の会社を訪問して、私達の相談をうけるルールになっていたが、月1回しか訪問しない。
  • 担当者に相談し、担当者も手帳にメモして「後日回答します」ということでしたがナシのつぶて、私が業を煮やして「あの相談どうなりました」と尋ねても「そんな相談は聞いてません」の一言で片付けてしまういい加減さ。
  • 残業時間についても性格に把握していないためか、まともな残業代がもらえない。
  • 入職している会社で改善提案などで表彰され、金一封もらっても翌月には派遣会社が、その金一封代を給与から天引きして搾取。

他にも色々ありますが、要するに信用できない派遣会社が多いことも定着率に反映しているということですね。

本人の人間性

これは派遣社員だけじゃなく、あらゆる人にも共通することですが、各々の仕事の捉え方ですね。

人間性の高い人の特徴

  • 人の意見を聞くことができる
  • 自然に気遣いができる
  • 素直に人を許すことができる
  • 責任感がある
  • 協調性にすぐれている

こういう考えの人が定着率をあげる人材だということです。

人間性を疑われる行動

  • マナーを守らない
  • 人によって意見や態度が違う
  • 全てを他人のせいにする
  • 責任感がない

という考えの人が定着率を下げるといいます。

派遣社員だろうが、直接雇用の社員だろうが、人間性を疑われる人に関わってしまうと人間関係に苦しむ事になります。

また私の派遣社員時代にも、職場によっては派遣社員と直接雇用の社員との軋轢があり、半日や1日でいなくなる人なんてザラでした。

安かろう悪かろうという言葉があるように、給料が安いとそれなりの人間性しか集まらないのも事実ですね。

まとめ

私の経験上、辞めていく派遣社員の理由は表には出にくいと思います。

辞める理由を会社が悪いとは言わないで、体調不良のためとか誤魔化すからです。

また会社側が悪いと言ったとしても、おそらく派遣会社の方で隠蔽し、都合のよい理由を会社側に報告していると思います。

ただ言えるのは派遣社員の定着率が悪い会社は、ほぼブラック企業だと思います。

人が定着しないということは、人手不足状態が続いており、1人1人の仕事量が多く、それだけ長時間労働の可能性が高いからです。

以前勤めていた会社は、1ヶ月に3人以上派遣社員の退職者を出しているにも関わらず、ある市報には「3年以上、人は辞めていないです。」と堂々と嘘をついていました。

これぞブラック企業!どこまでもしらを切ります。

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