給料の為に仕事をしているのに、未払いというのはあってはならないことだし、考えられないことです。
私も以前、給料未払いといった、非常に怒りを覚える経験をしました。
なんとか未払い分を、取り戻せた経緯を今回、紹介しますので是非、参考にしてもらえたらと思います。
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“給料未払いで生活できない”怒りで夜も眠れなかったことも
私はある個人経営の会社に入社しました。
私はエンジニアで会社に入社しましたが、社長と私の2人だけなので「エンジニア業務と営業を兼任でしてくれ、その分の給料は出すから」と社長から言われ渋々従いました。
ただ、移動するにしても自分の車を使用、ガソリン代も自費に内心「？？？」でしたが、まだ入社したばかりなので、「仕方ない」と思うようにしました。
入社した頃は、エンジニア業務と兼任が出来ていたのですが、段々と営業の方に比重をかけられ、入社1ヶ月後にはほとんど営業で回っていました。
飛び込み営業もおこない、そのほとんどが厳しい言葉を浴びせられて断られ、心が折れそうで苦しかったです。
そんな苦しい思いをした1ヶ月後、やっと給料日をむかえたのですが、なんと給料の半分しか振り込まれていませんでした。
唖然とした私は社長に給料の事を言うと「今月は支払いが多かったから、来月に残りの半分は来月分とプラスして振り込むから我慢してくれ」と頭を下げてきたので、複雑な気持ちでしたが社長の言葉を信用しました。
貯金を切り崩して生活していましたが、いかんせん営業で広範囲に動くので、自腹のガソリン代が増加。
いよいよ貯金も底が見えていました。
社長に「エンジニア業務と営業を兼任でしてくれ、その分の給料は出すから」、「今月は支払いが多かったから、来月に残りの半分は来月分とプラスして振り込むから」という発言を信用しましたが・・・
2ヶ月後の給料を確認すると”0円”でした。
これに対してすぐさま社長が「支払いが多かったので・・・絶対来月には支払うから」と土下座してきました。
私もバカだったのか、もう一度この言葉を信用してしまいましたが、もう貯金残高も90円になっており、生活できないレベルになっていました。。
そして入社して3ヶ月後、やはり給料は支払われず。。。0円！！
すぐ電話社長に確認すると「なんでお前みたいなやつに催促されないといけないんだよ。払うわけないだろバカ。」と開き直りとも言える発言。
私は怒りに震えて夜も眠れませんでした。
【必見】どこに相談したのか？
怒りに震えた私は労働基準監督署（地域を管轄する）に相談しました。
ちなみに最初私は警察に訴えようかと思いましたが、警察では対応できないということでした。
その代わり、労働基準監督官は特別司法警察職員だそうです。
逮捕状を裁判所に請求し逮捕する権限もあり、警察と同じということです。（ただ、めったには実力行使はしませんが・・・）
労働基準監督署は、はじめてだったので、入り口で事の経緯を簡単に説明し担当窓口に案内されました。
20分ぐらい待たされましたが、ハローワークの求人表と、振り込まれるはずだった銀行の通帳を見せながら給料が支払われなくて困っていると、担当者に相談しました。
担当者も親身になって話を聞いてくれたので、入社したときからこのような状況になるまで、こと細かく事情を説明しました。
担当者も「最近、こういう悪質な会社が増えているからね」と言い、「わかりました。後はこちらで対応するので、携帯の電話番号だけ教えて下さい。」といい。
その後は労働基準監督署が間に入っているので、社長と合って話すことはなく、経緯だけ担当者から連絡がありました。（社長はだいぶゴネたようです。）
そして1年と長い期間かかりましたが、給料を取り戻すことが出来ました。
ですからまずは、労働基準監督署に連絡することが大事です。
ちなみに未払いの給料を請求できるのは、辞めてから”2年”という時効があります。
それまでの貴重な時間を無駄にしない為にも、出来るだけ早く、労働基準監督署に相談するべきです。
必要となる書類などを確認するためにも、まずは電話かメールを。
労働基準監督署のご利用時間は８：３０～１７：１５（平日）となっています。
給料未払いの会社なら、今すぐ転職を考えるべき
給料未払いは違法行為であり、絶対にあってはならないことです。
それと未払い期間は、心身ともに相当なストレスが容赦なく襲ってきます。
こんな会社にいてもデメリットしかありません。
貴重な時間を無駄にしないためにも、今すぐ転職を考えましょう。
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