毎日納期に追われ、朝から夜まで一生懸命頑張っているのに、給料が上がらない事に憤りを感じませんか。
どうやってモチベーションを保てばいいのでしょう?
私は無理でした。
以前、ある会社に10年以上勤めていましたが、本当に給料が上がらなかった事に愕然とし、退職しました。
今回、少しでも退職にむけた手助けになるよう、私の経験を紹介しますので、参考になればと思います。
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Contents
給料の上がらない会社は社員を食い物にしてるだけ!今すぐ退職すべき
「会社の業績が過去最高を記録しました」と得意げな顔で会社幹部が朝礼で報告。
満面の笑みでその報告を聞き、社員に対して「君たちは会社にとって大切な人財です」なんて言ってる社長。
そりゃー社長にとって社員は人財ですよ、なんたって給料が上がらず、人件費は据え置きですから・・・こんな都合のいいことはないですね。
会社の業績の裏には社員1人1人の頑張りがあり、苦しい会社生活での対価として給料があるはずです。
普通は、仕事の負担が年々重くなり、給料も必然的に上がっていきます。
しかし仕事の負担ばかりが増え、その対価の給料が上がらない…本当に社員を食い物にしているとしか思えない。
こんな会社にいる限り、こういった事が続いていくのですから、ゾットしませんか。
さらにこういう会社は業績が悪くなると必ず、給料を下げるか、リストラをなんの躊躇もなく断行します。
ですから心情的には、今すぐ退社すべきだと思います。
給料が貰えるだけまだマシというモチベーションで10年…あまりの現実に愕然
私も給料が上がらない会社に10年以上働いていました。
この会社に入る時、5年ぐらいは給料が上がらないかもと言われていました。
当時、なかなか仕事先が決まらなかった私は、給料貰えるだけでいいからという事で、入社しました。
おそらく、この会社の大半の従業員は皆、私と同じ考えだったと思います。
社長はその事に気づいていたので、「人はいくらでもいるから、いつ辞めてもいいぞ」と口癖のように脅していました。
中には社長から、「明日から来ないでいいぞ」とクビになった人もいました。
恐怖政治というやつです。
当然誰も社長に逆らう人はいません。
勿論、給料が上げてという人はいないので、上がるはずがないです。
その社長はというと、必ず月1回の海外視察という名の海外旅行に出かけ、当時日本に数台しかないと言われたドイツ製の車を所有し、家も別荘も含め3つ持っていました。
月1のミーティングで海外視察の報告するのですが、内容が「あの食べ物が美味しかった」と言い、「世界は目まぐるしく変わっています。あなたがたも変わりましょう」と、なめくさった激を飛ばしていました。
ちなみに大した興味もないサッカーワールドカップ、2006年ドイツ大会、2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会も生観戦しています。
さらに社長や幹部の暴走に拍車をかけたのが2008年にあったリーマンショックでした。
勿論、会社も派遣切りやリストラを断行。
あからさまに幹部の保身が目立ち、部下に責任を押し付けるようになりました。
そのあおりで、社員の給料も減らされ、勿論残業や休日出勤はサービスです。
そこまで、犠牲を払いましたが、半年ぐらい経つと社長の海外旅行が再開。
その事に憤りを感じた入社5年以上の若手が、次々と辞めていきました。
人がいなくなっても、補充されないので残った社員の負担がさらに増えました。
なんとか社員の頑張りで、業績が上向きはじめると、この事に味をしめた社長や幹部が、少数精鋭を言い出し、苦悩苦悩の連続。
私も体調崩しながら休みなく、フルで頑張ってきましたが、休日出勤したある時、社長が下手したら家2つぐらい買えるのでは、というぐらいの超高級外車(会社に納車)を買っていました。
これを見た瞬間に「もう辞めよう」と決心しました。
この外車の維持費に年間200万円以上かかるという事で、私の年収とそんなに変わらない事に愕然としました。
また海外旅行にもこれだけ頻繁に行っているので、マイルも溜まり放題。
なんと世界一周が10回出来る事にも唖然としてしまいました。
【必読】上手に会社を辞める2つの方法
- 即退職する。
- 計画的に退職する。
辞める方法として2通りのやり方があります。
退職願や退職届の書き方について・・・
即退職する。
思い立ったが吉日ということわざがある通り、即退職もアリだと思います。
その際は、すぐ転職サイトに登録したり、転職エージェントを訪ねるなどのアクションを起こしましょう。
ただ即と言っても、1ヶ月前までに退職の申し入れをすることが常識的です。
ちなみに会社を退職してから転職活動を行う場合、以前の会社で雇用保険に加入して一定要件に該当すれば失業保険(失業手当。正式名称は「基本手当」と言います)を受給することも可能です。
対象者は
- やめた会社が雇用保険に加入していたこと
- ハローワークを使って再就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、仕事がないこと
- 離職の日以前2年間に、雇用保険に入っていた期間が通算して12か月以上あること
となっています。
失業保険をもらうまでの全体の流れ
- 雇用保険被保険者証、雇用保険被保険者離職票(2種類)は会社からもらう。
- 自分の住んでいる地区を担当するハローワークで行います。
- 窓口でハローワークの情報に登録してもらったら、今度は違う窓口に案内されます。
- ここが失業保険の窓口になりますので、離職票を提出しましょう。
- 求職の申し込みをしてから7~10日後にハローワークに来るよう指示されます。
- 雇用保険受給者初回説明会といい、ここでは2時間程度のビデオを見ます。
- 説明会が終わると、雇用保険受給資格証と失業認定申告書がもらえ、次にハローワークに行く日(失業認定日)が決められます。
- 失業状態であるかを確認するため、説明会から7日間が経過した日に指定されます。そのため、説明会には必ず出席してください。
- 失業認定日にハローワークへ行き、失業認定申告書を提出します。ここで大切なのが、失業認定日の前日までにはハローワークへ行き、1回以上求職活動をしておく必要があります。
- 失業認定を受けると、はじめて給付金をもらう権利が生じます。
- 失業認定日から原則として5営業日後に指定した口座に失業保険のお金が振り込まれます。
- 2回目以降失業保険をもらうときは、1か月ごとに8~11の手続きを繰り返すことになります。
なお、手当を受けられる期間は、原則として離職の翌日から1年間です。
この期間を過ぎると、給付日数を残していてもそれ以上、手当を受けられません。
また、自分からの退職は自己都合退職になりこの場合は、給付制限期間(3か月)という期間があります。
とにかく、早めの手続きが肝心です。
計画的に退職する。
そうは言っても
- ほとんどの家族や親類は会社を辞めるなと言われるかもしれない
- 次の就職先が見つかるかわからない。
などの理由で、すぐに退職出来ない人もいます。
その場合は転職サイトに登録して、有益な情報を取りつつ退職を計画的に進めていきましょう。
実際私も、次の就職先はないだろうと半分諦めていました。
しかし転職サイトに登録すると3ヶ月で次の就職先が見つかりました。
ですから、辞める事を諦めるのは非常にもったいないと思います。
転職アドバイザー等、相談する人はいますので、スムーズに転職活動を乗り切る事が出来ます。
また、辞めるタイミングや辞め方等も、親切に丁寧に教えてもらえるので、上手に会社を辞めれます。
・・・とその前に、転職するに当たって、自分に合ってない会社に就職する事は避けたいものです。
なので転職する前に必ず自分の強みを確認しましょう。
とは言うものの、自分で強みが何か、客観的に把握しづらいものです。
・自分の強みがうまく語れない
・日頃の仕事の中で自信が持てなくなってきている
といった方には、以下のサイトのグッドポイント診断がオススメです。
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【会社を辞めたい人必見】グッドポイント診断を活用してブラック企業を卒業した私の事例!
転職後、給料が上がるということがこんなに嬉しいものなのかと実感
転職した会社での給料は、残業無しでも、今までの会社より手取りで数万上乗せで良くなりました。
勿論、年々給料も上がっていきます。
10年以上の呪縛から開放され、改めて給料が上がっていくことに、嬉しさを実感しています。
そして今までは、友人等に給料が上がっていないことを悟られたくなかったので、会うのが億劫になっていました。
また、友人達との給料の比較で、毎年開いていく事に情けない気持ちをずっと持っていたので、今思うと早く辞めれば良かったという感じです。
【まとめ】大事な労力と時間を会社に搾取されるだけの人生で終わってはいけない
中小企業の昇給率は、一般的に「1.45%」程度が相場であるとされています。
25万円の給与を受け取っている方の場合、具体的な昇給額は3,500円前後となります。
給料据え置きだと1年間で42000円が会社に搾取されていることになります。
また、中小企業の10年後の昇給率に関しては、一般的に「120%」前後とされています。
現時点で25万円の給与を受け取っている方の場合、10年後には約30万円ということですが、給料据え置きだと、年間60万円が会社に搾取されているということになります。
経団連(日本経済団体連合会)が実施した2015年の調査によると、大企業の昇給率は「2.59%」とされ、中小企業よりも約2倍昇給率が高く、25万円の給与を受け取っている場合、具体的な昇給額は6,500円前後となります。
給料据え置きだと、1年間で78000円が搾取されているというです。
本来なら、これだけの給料を貰えるはずなのに…このままの人生で終わることが非常にもったいないと思います。
是非、退職に向けた取り組みをおこなってみてはいかがでしょうか。
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