「会社を休みたいけど、仕事がたまるので休めない」という考えで、休まない(休めない?)人は多くいると思います。
しかしその考えは間違いで、結果的には、自分自身を追いつめてしまうことになります。
私も、救急車で運ばれる事態となり、下手したら帰らぬ人になっていました。
やはり休みは絶対に必要だと強く思います。
今回、私なりの解釈で対処法をまとめてみましたので、参考にしてもらえたらと思います。
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休むと仕事がたまる?休まないと心身ともに追い詰められる
仕事に対する考え方は人それぞれで、責任感の強い人ほど、完璧に仕事をこなそうとします。
周囲からの信頼度は増しますが、頼まれる事が多くなるので、必然的に仕事量が増えます。
またそういう人程、”いつまで”といった納期に対する思いが強く、休憩時間を削ることが増え、いつしか休憩しなくなります。
休まないことが当たり前のようになると、怖いもので、頼んだ上司や同僚も最初のうちは、「あの人がなんとかやってくれるのでありがたい」と感謝の気持ちがありますが、いつしか「やって当たり前、あの人の仕事だろ」「めんどくさい仕事は、全部あいつにやらせればいいんだよ。」と足を引っ張る存在になります。
もうこうなってしまうと、常に「仕事!仕事!仕事!」と考え、「休むと仕事がたまる」と自分自身に言い聞かせる、いわゆるマインドコントロールに陥ります。
そうなってしまうとどうなるか?
休みたくても「休むと仕事がたまる」という強迫観念に襲われ休めない、夜も眠れず常にイライラといったストレスだけが増大します。
気持ち的にも肉体的にも追い込まれ、最終的にはうつ病や心筋梗塞などを発症する可能性が、非常に高くなるということです。
病気になると、日常生活すらままならないことだってありますから。。。非常に怖いです。
休まず働き続けた結果…救急搬送されることに
以前ブラック企業で働いていたときです。
入社当時は不景気真っ只中、会社を辞めてしまうと次の転職先はみつからないという状況でした。
私も何十社と面接をうけましたが、全て不採用。
やっとの思いで入社会社がブラック企業でした。
離職率が高く、常に人が足らない状態でした。
私の担当作業は、薬品を使うためか手あれも凄く、匂い対策で屋外のプレハブ小屋で冷暖房も完備していない劣悪な環境に人手不足。
すでに2人分の仕事を背負わされ、入社当日から5時間の残業。
遅いときは8時間の残業を強いられ、深夜1時に帰宅することも多々ありました。
そんな状況でも「いつクビ(解雇)になるかわからない。解雇だけは嫌だ」という気持ちだけで頑張ってたように思います。
ただ真面目すぎたのも災いして、社員(先輩)の中には、少しでも楽をしたいからと、違う係の仕事なのに私に押し付けてくる人もおり、入社5年過ぎた頃には、1人で4入分の仕事をやらされていました。
まだこの頃までは、人よりも効率よく作業を早く終わらせることが出来たので、少しは休めましたか。
しかし10年過ぎた頃には、それまで共に頑張ってきた社員(入社5年以上)がついていけなくなり、退社していきました。
当然残った社員で辞めていった人の分までカバーしないといけません。
私も気がつくと、1人で7人分の仕事をしており、休みたくても全く休めない状態で…
- 自分の結婚式があっても半日しか休まない
- 子供の出産でも出勤
- 親が倒れてたと連絡があっても仕事で見舞いに行かない
- 嫁が具合が悪くても出勤
- GWや盆、正月でも出勤
などプライベートより仕事を優先する会社の駒となっていました。
ただ精神的にも肉体的にもかなり追い詰められ、いつ倒れてもおかしくなかったと思います。
そんなギリギリの状態で1年間休みなく働いた結果、急な頭痛と胸の痛みで救急搬送され入院で退職を余儀なくされました。
【必見】会社を休みたい人への対処法3つを紹介
- 仕事を断る又は休み勇気を持つ
- 上司に相談
- 転職を考える
仕事を断る又は休み勇気を持つ
この気持が一番大事で必要だと思います。
当時の私は頼まれたら断れない性格でした。
さらに、自分が少し早く仕事が終われば同僚を手伝い、自分が忙しい時には応援を断り、自分1人でなんとかしようとしていた事も結果的には間違っていたと思います。
退職後にわかったのですが、同僚達からは「嫌な仕事はあいつにやらせればいい。」「あいつの仕事はめんどくさいから絶対応援しない」といった声をききました。
「頼まれた仕事をやったところで・・・」「休まず仕事をやったところで・・・」という気持ちでいっぱいになりました。
なので今では、自分のペースで仕事が出来るように「これ以上は仕事できません。」「明日は休みます。」と言うようにしています。
最初は断れるかなと思っていたのですが、意外と断れるし、休みたい時に休めています。
もう十分会社の為に尽くしていると思うので、自分中心に物事を考えてみてはいかがでしょうか。
上司に相談
それと上司に相談することも必要だと思います。
ブラック企業時代はパワハラや、無視をする上司だったので相談しても無駄だと考えていました。
ですが本来なら、日々の進捗状況を上司に報告します。
そこで仕事が終わらないなら、終わらないということを報告すれば、何らかの解決策が見つかると思います。
上司に相談することで、自分の仕事の負荷を軽減できることも考えらます。
また場合によっては、職場移動を願い出ることもできます。
実際ブラック企業時代は、私の職場いた同僚は仕事の負担が重くて上司に相談し職場移動しています。
そうやって自分を守る方向に持っていくことも必要だと思います。
転職を考える
それでも休めない状態が続くようなら転職を考えましょう。
結果的に私は転職しましたが、肉体的、精神的に犠牲を払ってのことです。
仕事よりも自分の健康や家族の事を何よりも優先しないといけないことはわかっていたつもりの私ですが、結局は自分を見失い、倒れるまで働かないと”何が大切”なのかわかりませんでした。
ですから私みたいにならないためにも、転職を考えることをおすすめします。
ちなみに下に転職サイトをまとめていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
転職して休めるようになったので良かった
病気で心身とも疲弊した状態と、年齢的なことも考え「転職するのは無理かな」と疑心暗鬼で転職サイトに登録しました。
すると登録して3ヶ月後には転職先がみつかりました。
転職先では普通に休日も休めて、休憩時間もあります。
また長いこと納期に対する強迫観念に悩まされていましたが、今では悩まされることもなくなり自分自身を取り戻すことが出来ました。
転職して私は本当に良かったと思います。
休みたいけど休めない会社にいるなら、転職も視野に考えるべき
入院して退職したのですが、もう一つ理由があります。
入院してもまだ私は「休むと仕事がたまる」という考えがあり、退院したと同時に一度仕事に復帰しました。
そこで見たものは、何千万円という外車を購入した上機嫌の社長の姿があり、それを見た瞬間「自分が犠牲になり誰が一番喜ぶのか」という事を改めて確認することが出来ました。
休まず頑張れる価値のある会社ならまだしも、多くはそうではないと思います。
なら、休みたいけど休めない会社にいるなら、転職も考えるべきだと私は思います。
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