働いていて最も嫌だなと思うことは、賃金が発生しないサービス残業だと思います。
サービス残業は違反行為だと、広く認知されているにも関わらずなぜ減らないのか?
それは、1人ではとても処理しきれない莫大な仕事量に加え、現状も、ろくに把握していない会社側の残業規制に要因があると思います。
私もオーバーな言い方をすれば、人生の何分の1かはサービス残業に使ってきました。
私の経験も踏まえて、サービス残業に苦しんでいる人が理解出来るように紹介します。
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サービス残業 自主的にするのは違反?
そもそもサービス残業は支払うべき賃金を正当な理由なく支払わない行為であるため、違法であり、許されることではありません。
- 「みんなやっているから・・・」
- 「会社で決まっているから・・・」
- 「なかなか他の仕事も見つからないから・・・」
- 「会社のために・・・」
等の理由でサービス残業をしていると思います。
このことからも、自主的といえるのでしょうか。
結局は、多くの人たちが泣き寝入りをし、疑問を抱きながらも我慢して働いています。
残業代が出る場合は、わざと残業代を稼ぐために、遅くまで残っている場合がありますが、サービス残業となると会社だけ有益で自分たちは損しかしません。
私的にサービス残業は、会社の無言の圧力だと思うので、自主的という名の強制だという認識です。
サービス残業なんて一発レッドの違反ですね。
ちなみにサービス残業とは、企業が残業代を支払わずに従業員に残業をさせることです。
日本労働組合連合会による調査(正社員、正規労働者、パート、アルバイトを含む)によると、1ヶ月のサービス残業の平均は16.7時間という結果が出ています。
「一般社員」や「主任クラス」、「係長クラス」はいずれも18時間前後。課長クラスになると28時間と急激に平均サービス残業時間が長いよいう結果でした。
ただこの結果も氷山の一角でまだまだ根深い問題です。
悪いのは会社と社員どっち?
- 勤務先がサービス残業を就業規則上の懲戒事由としている趣旨の場合は懲戒処分も無きにしもあらずということです。
- 業務量が多い(絶対に時間内に終わらない業務命令など)場合などは、あくまで会社の責任で従業員の責任となることは通常はないということです。
サービス残業は常態化して、はじめて問題になるパターンだと思います。
サービス残業を就業規則にしている会社は従業員もわかっていると思います。
自ら処罰されるような行為をするでしょうか・・・私はほとんどが2の行為、悪いのは会社だと思います。
サービス残業も巧妙になっています。
サービス残業の種類
- 朝残業
- 定時以降の就業時間を記録させない
- 残業代は出ない契約になっている
- 仕事を持ち帰る
- みなし残業
- 名ばかり管理職
- 30分・15分単位で時間をカット
- 着替えの時間・待機の時間
- 膨大な仕事量
朝残業
- 始業30分前に掃除や朝礼がある。
- 始業時刻前に仕事の段取りや昨日終わらなかった続きの作業を行う。
これも何気にどこの会社も行っているのではないでしょうか。
大分前から私は疑問に思っていました朝の掃除。
ひどい所は始業前の1時間前から掃除作業はあります。
30分前や20分前の掃除は今でも日常的におこなわれており、当たり前だという風潮が嫌ですね。
掃除より私は仕事の段取りや昨日終わらなかった続きの作業を行っていました。
朝のミーティングなどで時間が1分でも遅れて作業すると、大体10分遅れで作業が終わるという感覚があったので、長いミーティングがあっても対応出来るように、私は8時からの始業でしたら、6時半に出社していました。
しかしこれは誰も知らなかったと思います。
バカな行為でした。
定時以降の就業時間を記録させない
労働時間の証拠となるタイムカードを定時になったら押し、その後も仕事を続けるという常套手段です。
おそらくリーマンショック以降、首を切られらたら終わりという危機感があり、横行していったと思います。
経営者は従業員の足元を見ているというか、そういった事わかった上で黙認していたと思います。
- 「みんなやっているから・・・」
- 「帰れない雰囲気」
という負のパターンですね。
私の勤めていた会社は班長が就業後、タイムカードを押せと強要していました。
「首切られたくないだろう」が口癖でした。
タイムカード上は定時で仕事を終了させていることになっているため、企業にとっては残業代を支払わなくて済む口実になります。
半年以上にサービス残業をやらされていましたが、さすがに会社もバレたら困るということで、社長が「すまん。私は知らなかった。幹部にきつく言っとくから」としらを切っていました。
リーマンショックから10年経ちますが、今だに定時以降の就業時間を記録させないやり方は多いと思いますね。
残業代は出ない契約になっている
これは個人で経営している所が多かったですね。
例として月15万で雇って、死ぬほど働かせるパターンです。
私も、個人経営の会社で働いてことがありますが、そこは月手取り13万でした。
もちろん就業管理も曖昧で営業だった私は、飛び込み営業で朝から夜遅くまで、12時間以上は働いていました。
- 残業代なし
- 移動は自分の車を使用(ガソリン代なし)
- 昼飯代出ない
- 休みなし
という凄まじいばかりのブラックでした。
仕事を持ち帰る
見えにくいので仕事を持ち帰るが、ひょっとしたら一番多いかもしれないですね。
出張報告書や客先不具合対策書など書類関係を自宅に持ち込も事も多くあるでしょう。
大分改善されたといっても、まだまだではないでしょうか。
特に土日休み前に発生した不良など、課長や部長が資料を自宅に持ち帰っていく姿を多く見てきています。
しかも幹部連中ですから・・・深刻です。
みなし残業
残業代は固定残業代として払われているというケースです。
残業代は出ない契約と似ています。
あらかじめ、月に15時間ぐらいの残業代を含めた金額ということです。
以前勤めていた会社の部長以上が年俸制になっていました。
通常ならサービス残業として問題になりますが・・前の会社は、確かに部長などは遅くまでに残っていましたが実際仕事しているのか?疑問でした。
当然とばっちりも部下にきます。
自分も遅くまでいるから、お前らもおそくまで残れよという、いわゆる道連れというやつですね。
名ばかり管理職
名ばかり管輅職とは、一定の部門や部署を裁量する権限がないにも関わらず管理職として扱われていることを指します。
小売店や飲食店店長やマネージャー等に、名ばかり管理職は多く見られます。
労働基準法では管理監督者には残業代を支払わなくてよいということになっていることから、会社で独自のルールを設け長時間の就労を強制させておきながら残業代を払わないということで問題となっています。
2010年頃に認知され始め、大手の企業ではそのリスクの高さと批判の大きさから改善が進みました。
しかし、未だに規模の小さい会社は、一律に、課長以上は管理職であって残業代は支払わないとしている場合も多く、「名ばかり管理職」というのがサービス残業のひとつとして残存しています。
みなし残業といっしょで、ワンマン社長の会社はまさにそうですね。
30分・15分単位で時間をカット
賃金計算の際に、労働時間を30分、15分などの一定単位で計算し、端数となる時間を一方的にカットしてその分の賃金を支給しない方法で、今でもあらゆる企業がおこなっている常套手段ですね。
労働時間は本来、1分単位で集計・計算をしなければなりません。
この手法に慣れていて、ほとんどの従業員が見て見ぬふりし、逆に指摘すると煙たがれます。
残業もそうですが、遅刻にしても前の会社は30分単位で賃金計算していました。
1分も29分も同じという扱いというのが悔しすぎますね。
着替えの時間・待機の時間
出勤してから会社の制服に着替える時間、休憩中に電話番をしている時間、就業時間後の終礼の時間なども、残業代の支払対象である労働時間と評価される場合もあります。
以前、私は窓口業務をしていたことがあり、昼休みも電話対応に追われ、休憩どころではありません。
なんせ電話を担当者に取り次ぐにしても、休憩で席を外している場合がほとんどでした。
担当者を探すのに時間がかかり、挙句の果てには電話相手から怒られる始末。
夜は夜で閉店したにも関わらず客が、なんとかしてくれと対応していました。
非常にむかつきました。
膨大な仕事量
私なりに考えるとこれこそが、サービス残業の問題だと思います。
納期ありきの対応、1人1人の仕事量を把握出来ていないのに、仕事を詰め込んでくる。
納期に間に合わせないという考えがあるから、帰れない雰囲気をつくり、サービス残業をやってしまうということです。
また上司は上司で納期に間に合わせないと、社長や幹部に怒られる事はわかっているので、サービス残業を黙認してしまう。
負の連鎖で最終的に社長の懐だけ潤い、海外旅行や高級車に行ってしまうということを嫌というほど感じました。
まとめ
サービス残業の種類を私なりの解釈で話ましたが、どう考えても悪いのは会社だと思います。
私以上の経験をされ、苦しんいる方はまだまだ沢山いると思います。
サービス残業は百害あって一利なしです。
心身ともに体調不良になってもおかしくないです。
転職サイトに登録して逃げ道を作っておくのも一つの手だと思います。
なかなか転職なんてと思うでしょうが、サービス残業問題が、より世間に知れ渡れば解決につながると思いますが、氷山の一角で、なかなか表沙汰にはなりにくい問題でもあります。
そうなってくると、職場環境が悪くはなっても、良くなる可能性は限りなく低いです。
転職する、しないに関わらず登録だけでもしておくと、選択肢が広がるのではないでしょうか。
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