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「会社の業績が悪くリストラの噂があり自分も対象になるかもしれない。このまま会社にしがみつくのが賢明なのか?それともリストラに応じた方がいいのか?」
「給料が下がる一方であてにしていたボーナスも残業代も期待できない。会社の先行きや家のローン、子供の学費を考えると不安でしかない。このまま会社にしがみつくのが正解なのか?」
など、50代になると若い頃には全く想像できなかった環境(リストラ・降格人事)に、どう対応したらいいのか考え込んでしまいます。
ましてや長い間「会社に尽くしてきた」というプライドや「今さらなぜ自分が?」といった考えもあるのでより一層悩みを深くしていきます。
私も色々な会社で(50代)先輩達の「会社辞めようと考えているがどう思う?」「(リストラの噂)そろそろ辞め時かな?」といった相談や話を聞き、また実際に会社にしがみついた人、退職していった人のその後の人生を見てきて自分の将来について参考になることが多々ありました。
しかし私も数多く経験しましたが、仕事が決まらない状況の精神状態はとてもつらいものがあります。ましてや50代になるとなおさらです。なので出来ることなら会社にしがみつくのは正解です。
とはいえ・・昔と違って今では50代のリストラが当たり前で会社にしがみつくのが難しい時代になっています。ですからいつ辞めてもいいように(辞めさせられる)不測の事態を考えることも必要です。
会社にしがみつくことを優先に、転職先も見つけておくといった選択肢を広げた考え方をもってみてはいかがでしょうか。
今回、私が出会ったそんな先輩たちの事例をいくつか紹介しますので、退職しようか考えている人はぜひ参考にしてください。
■本記事の内容
・早期退職して独立したBさん
・早期退職で転職したCさん
※ブラック企業に約20年勤めた他、数々の会社を渡り歩いた実体験を元に、筆者なりの解釈でまとめています。
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Contents
会社にしがみついたAさん
アルバイト時代の課長Áさんの話しです。
Aさんは仕事熱心で気持ちの熱い人でしたが…
- 挨拶や言葉遣いの注意。
- 服装・ピアス・タトゥーなど外見の注意。
- 「人生とはこうあるべき!」という人生観を語る。
など、「人生の先輩」という感じで部下を叱咤していました。
私は嫌いではなかったのですが、相手を圧倒させる態度や厳しい言い方をするので一部の部下からは”パワハラ課長”というあだ名がつけられていました。
入社して1年後、会社の業績が悪くリストラの話が浮上してきました。当然私を含めたアルバイトやパートが最初にリストラされると思っていたのですが、50代以上のベテラン社員が対象でさらに仕事ができるできないに関係ないという話しで社内は騒然となりました。
「誰がリストラになるのか?」と職場で持ちきりになりましたが、なんとAさんが社長と面談したという話しが。。。
面談以降のAさんは覇気がなくなりどこかよそよそしい態度になっていきました。
そんなAさんが私のところにきて「お前はいいよな。俺は辞めたくても辞められないのよ・・」とボソッとつぶやいてきたので「何を言っているのか?」と思ったのですが、それからしばらくして辞令発表があり、Aさんは会社にしがみつくことを選択したのだなとわかりました。
後でわかったのですがAさんが会社にしがみついた理由は…
- 家のローン。
- 子供が高校生で学費。
- Aさんの嫁が知人の借金の保証人になっていた。
という内容で、特に保証人については知人が逃げたので借金(数百万)を肩代わりしているということです。
なので「辞められません。」と泣きながら社長に土下座していたという噂もありました。
残る条件として…
- 会社が提示した基本給(1/3ダウン)。
- すべての役職手当をカット(降格)。
- 若い社員でも敬遠している重労働の職場へ移動。
の条件に合意したそうです。
当時の私は「そこまでして会社に残る意味はあるのか?」と思っていましたが、今思うと家族のために「リストラ=無職」というデメリットを考えてあえてしがみついた行動だったということがわかります。
その後のAさんは今まで厳しく指導してきた部下達が上司や先輩となり仕返しとばかりにパワハラにあっていたと聞きます。また職場はかなり劣悪な環境で離職率が高い職場だったそうです。それでも70歳を過ぎても頑張っているということでした。
しばらくしてAさんと会話する機会があり、「これまでリストラ話は何回もあったが社長に泣きついてなんとか残り続けることができた」と言って借金も完済したといいます。
数多く転職している私には70歳になっても働いているAさんに対して「すごい」としかいいようがありません。
早期退職して独立したBさん
私の先輩Bさんの話です。
Bさんは50歳まで大手ゼネコンに勤めていました。ゼネコンでは南アフリカなど海外で主に活動していたそうです。よく海外での生活を面白おかしく話して周囲を笑わしていました。
明るく人望もある人なのでこのまま出世するものとばっかり思っていたのですが、早期退職制度を利用してあっさり辞めたのでみんなビックリしました。もともとBさんは料理人になりたかったみたいで高校卒業してから30年間「このままでいいのか?」とずっとモヤモヤしていたそうです。
Bさんの後輩が経営している居酒屋で2年間修行することになりました。
- 歳が30以上離れた年下の先輩から怒鳴られる。
- 退職金が出ているという口実でほとんど無給。
- 休日なし。
- 経営者の使い走り。
という扱いに私は経営者に対して怒りをおぼえましたが、Bさんのひたすら頭を下げる姿に何もいえませんでした。
それから居酒屋で知り合った人脈をいかしてさらに和洋中の店で数年修行を続けました。
退職から5年後、ついに自分の居酒屋(和食)を出店させます。
Bさんのひとがらと新鮮な魚や創作料理・美味しいお酒を出す店として口コミで広がり出店から10年以上たちますが、客足が途絶えたことがありません。
さすがBさんだと尊敬していますが、コロナ禍で非常に厳しいと聞いています。
早期退職で転職したCさん
私がブラック企業にいたときです。ベテラン社員のCさんがいました。
Cさんは職人気質な性格で自分にも周りにも厳しい人でしたが、決して愚痴や不満を言わない責任感のある人で社員から一目置かれている存在でした。
そんなCさんに会社は危険で特殊な仕事を任せて、ほとんど休みが無く長時間労働を30年以上もやらせていました。
しかしちょうどリーマンショックの時です。
会社は大量の派遣切りをおこなった後、なんとCさんにもリストラの話を持ちかけていました。
社員のみんなは「辞めずに会社にしがみつくだろう」と思っていたのですがCさんも「親の介護」や「もう体力的に限界」ということでリストラに応じました。あっけない退職にみんな唖然としましたが、その後のCさんは失業保険をもらいつつ親の介護をしていたそうです。
ただ50代からの転職となると難しいものがあり、なかなか決まらない苛立ちと、転職を早くしてほしい嫁さんのプレッシャーには苦しかったとも聞いています。
転職活動から1年後に決まった会社で、今では技術部長として頑張っているそうです。
Cさんのような我慢強さと責任感があれば、どんな仕事でもやっていけるのだなとあらためて考えさせられました。
会社にしがみつくのは正解…だが不測の事態も考えておくべき
この記事では以下のことをお伝えしました。
・早期退職して独立したBさん
・早期退職で転職したCさん
先輩たちを見て思ったことは…
- 柔軟に仕事に対応すること。
- 我慢強いこと。
- 責任感が強い。
ということが大切で、逆に「この3つがあればその後の人生もなんとかなる」ということが参考になりました。
私も40代で転職しましたが、まさか体調不良になって20年勤めた会社を辞めるとは考えていませんでした。
しかしこの先輩たちを見てきたことが転職に踏み出す勇気にもつながりましたし、私の場合は転職して良かったと思っています。
最終的には自分が判断することですが、備えあれば憂いなしです。
最初にも言いましたが選択肢は多い方がいいので、会社にしがみつくことを優先に転職先も見つけておくことが大事だと思います。
ちなみに私がつかった転職サイトをこちらに紹介しているので参考にしてください。
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最後までお読みくださりありがとうございました。
この記事があなたに少しでもお役に立てれば幸いです。
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