この記事をご覧くださりありがとうございます。
「そのうち社長(経営者)はひどい目にあうぞ!」
「この経営者に天罰を!!」
「絶対にこの社長はいい死に方はしない。」
など、社員を奴隷やコマとしか考えていないことに「罰が当たってほしい」そう思うことが数多くあります。
私も安い給料やタダ働き・パワハラといった経営者の人間性を疑ってしまうことが多々ありました。
なのでそんな経営者に対しては「絶対に因果応報(人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。)に遭うんじゃないか」という考えがあります。
今回、その考え通りになった経営者たちの末路を紹介します。ぜひ最後まで読んでください。
■本記事の内容
2.体を壊した経営者
3.夜逃げした経営者
※ブラック企業に約20年勤めた他、数々の会社を渡り歩いた実体験を元に、筆者なりの解釈でまとめています。
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Contents
女に溺れ部下に見放された経営者
私が当時、地元で有名だったスーパーでアルバイトをしていたときです。
その経営者は…
- スーパー4店舗を経営。
- 地元の一等地に豪邸&マンションを所有。
- 日本に数台しかない高級車を数台所有。
など、セレブ社長としても有名でした。
そんな社長の元で働く私の労働条件は…
- 勤務は表向き8時から17時までだが実際は7時から20時。
- オーバーしている4時間はサービス残業。
- 最低賃金より50円安い。
でした。さらに会社の風土は…
- 親族経営。
- 社員数より役員数の方が多い。
- 社長の罵声(パワハラ)が多い。
- 人件費を極端に抑えた低賃金。
- 社員は休日が無い。
など、よくあるブラック企業にある風土です。
ただブラック企業という言葉すらない時代で、しかも田舎で求人も少ない地域だったので、みんな我慢するのが当たり前となっていました。
ただ「耐えられない」と辞めていく人も多かったです。
当時はコンビニもなく24時間営業していたのはスーパーだけだったのでかなりの売上をあげていました。(町の納税者ランキング1位)
にもかかわらず給料が上がることもなくボーナスも少なかったです。
そういった社員の我慢をよそに経営者や息子達(役員)は、週1回のハワイやグアム・ラスベガスへのカジノ旅行を満喫して社員達の不満をかっていました。
しかしそんなバブルもあっと言う間に終わりをむかえます。
しばらくして隣町に、全国で展開している大手デパートが進出してきました。
同時にスーパーを実質経営していた営業部長がそのデパートにヘッドハンティングされ、店長達もついていく形でいっきに退職。
さらに地元にはセブンイレブンやローソンなどのコンビニも参入してきて、4店舗あったスーパーも1店舗に縮小せざるをえない状況からついに閉店。
そして…
・経営者の一家離散。
・マンションと高級車は全て売却。
・豪邸は差し押さえ。
など町中では経営者の噂で話題となりました。
ここまでの話だと大手デパートやコンビニ出店の影響で閉店に追い込まれたと考えますが実は…。
経営者には3人の愛人がいたそうです。
愛人の存在を知っていたのは営業部長だけということでした。
そして経営者は愛人たちに県で一番の繁華街に店(飲食店・アパレル・美容室など)を複数もたせていて、赤字が出たらスーパーの売上から補填。
そのやりくりをしていたのが営業部長だったそうです。
ただ部長は「赤字が増して補填しきれないから愛人とは別れてください。」と何回も嘆願していたといいます。
しかし経営者が聞く耳を持たなかった為、部長が見放してしまい愛人と借金の問題が家族に発覚。
それから一気に閉店・家族離散となり今ではどこにいるのかわかりません。
噂で借金は数億円から数十億円ということです。
体を壊した経営者
若い頃にフリーターをしていました。そのときに先輩(経営者)から「事業をたちあげるから手伝ってほしい」とお願いされたので一応社員?で入社しました。
ただ条件として…
・月の給料は5万円。(業績アップになれば増える)
・ボーナス・交通費・接待費・失業保険なし。
ということでしたが私は全くの無知状態でこの技術を勉強したかったので了承しました。(今でいうとやりがい搾取。)
従業員は私と先輩そしてもう一人の3人で、私は技術を勉強しつつ営業を任されていました。
しかし営業では自家用車(ガソリン代)、接待でつかう飲食代などは全て自バラだったので辛い状況でもありました。
そんな状況でも徐々に営業実績をあげていたので私の感覚では業績アップしていると思っていたのですが、先輩(経営者)が業績を報告をしないのでずっと給料が5万円のままでした。
なので貯金を切り崩しながら「勉強のため」と1年間頑張り続けたのですが。。。
業績がどうなっているのか質問しても「借金がまだあるから」というだけで給料は5万のまま据え置きに。しかしこの間に…
- 事務所が大きくなる。
- 機材(最新)を複数購入。
- 先輩の自家用車が高級外車になる。
- 先輩は結婚してマンション購入。
といった変化はありました。「おかしいな」と思いつつ、このままでは生活が苦しいので昼間は先輩のところ、夜は工場で働くことにしました。
こういった生活を1年続けたのですが給料が上がらないのと、ある程度技術は取得できたと思ったので先輩のところを辞めることに。
ちょうど辞めると伝えたタイミングである業者の営業マンと知り合いになりました。
「最後に営業活動してから辞めるのもアリかな」とダメもとでその営業マンに話を持っていったところ受注を貰えるとになりました。(受注額がなんと年間3千万円ということでビックリ。)
そして「先輩に恩返しができたので頑張ってください」という気持ちで辞めることになったのですが、それからしばらくして社員から連絡があり、経営者が脳梗塞で倒れたということでした。
話によると一気に業績があがり気を良くした先輩は毎晩飲みに行っていたそうです。そこで知り合った女性と浮気が発覚して離婚。
離婚のショックでさらに暴飲暴食がひどくなり倒れたということでした。
先輩が働けない体(障害者)になったので店を閉めたということです。
夜逃げした経営者
その後、技術を取得した私はハローワークを通じてある会社にエンジニアとして入社しました。
求人票に記載されていた内容は…
- 従業員7名。
- 職種:エンジニア
- 基本給20万以上。
- 週休2日。
- 諸手当アリ。
などでした。
しかし実際は…
- エンジニア採用ではなく営業職。
- 週休2日ではなく月4回の休み。
- 交通費などの諸手当なし。
- 自家用車を使用。
- 失業保険・健康保険なし
- 従業員は私と社長の2名。
など、色々とずさんな会社で先輩の会社と同じかそれ以上にひどい扱いでした。
そしてもっともひどかったのが給料です。
基本給20万以上といいながら最初の月は支払いがあるからと7万円だけの支給。
残りは来月支払うからといいながら翌月は無給でした。
その間毎日、朝から深夜まで営業活動をしていたのでガソリン代や昼食代など、かなりの出費に苦しめられました。
ですが、私もバカで社長が土下座して「まとめて支払うから」と言う言葉を信じたのも悪かったです。
結果的に3ヶ月間無給で働かされ貯金残高が90円に。
さすがにマズイと思い社長に電話すると「なんでお前に急かされないといけのか!払うかバカ」と逆ギレされてしまい、つくづく自分の甘さに涙しました。
すぐに労働基準監督署に相談。対応した担当者に励まされたことは今でも忘れません。
結局労働基準監督署が間に入り1年かけて半分(1.5ヶ月分)の給与は取り返すことができましたが、しかし残り半分は社長が借金苦で夜逃げしてしまい連絡がとれなくなったので取り返すことができませんでした。
噂では毎日借金のとりたてがスゴかったそうで、その辛さに耐えられなくて社長の奥さんはノイローゼになり離婚。車や家も差し押さえになっていたそうです。
それからしばらくして私もその会社に行ったのですが、誰もいない廃屋になっていました。
まとめ
最後までお読みくださりありがとうございました。
この記事では以下のことをお伝えしました。
2.体を壊した経営者
3.夜逃げした経営者
経営者の好き放題・何をやっても許されるのがブラック企業で、犠牲になるのはいつも従業員です。全てではないですが従業員を大切にしない経営者に明るい末路があるのか?私はそうは思えません。
「自分(経営者側)さえ良ければいい」という会社が少しでも減ってくれればと願っています。
この記事があなたに少しでもお役に立てれば幸いです。
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