上司のハラスメントが社会問題となっており、上司=パワハラやモラハラのイメージが一般的に認識されています。
しかしここ最近では、部下からのハラスメントで苦悩している人が増えていると言われており、私も、部下からのハラスメントで大きな悩みを抱えていました。
ただあまり馴染みのない”部下からのハラスメント”、一般的にどう理解されているのか気になる人もいるかと思います。
今回、部下からのハラスメントについてまとめてみました。
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Contents
“部下からのハラスメント”名称は?ハラスメントの種類についても
ハラスメントとは、いやがらせのことです。
主にパワーハラスメントを指しており、職権をかさに上司から部下、先輩から後輩など、力関係で上(強い立場)に立つ者が下(弱い立場)に向けて行う嫌がらせだけではなく、下(弱い立場)から上(強い立場)へのハラスメントも含まれるという事です。
ですから、部下から上司に対して行われるハラスメントを”逆ハラスメント”略して”逆ハラ”もしくは”逆パワハラ”と言われています。
近年、厚生労働省の「パワハラの行為類型」報告でも、部下から上司への嫌がらせもパワハラと認めています。
従来あまりなかった部下から上司への視点が各社で話題となっていました。
ハラスメントは「セクハラ」からその歴史が始まり、今や50種類を超える「○○ハラスメント」があると言われています。
職場においての”〇〇ハラ”も20種類以上あるということで、代表的なのが・・・
- 仕事に関係のないセクシャルな言動、セクシャル・ハラスメント。(セクハラ)
- 「あの人にセクハラを受けました」と同僚や上司に相談した結果、「あなたの勘違いでしょ?」などと被害者が責められる、二次的なハラスメント。(セカハラ)
- 上司など職場でより強い立場であることを利用して下の者に精神的、あるいは肉体的な嫌がらせを行う、パワーハラスメント。(パワハラ)
- 同僚や部下、上司の尊厳を傷つけるような発言を行い、精神的な苦痛を与える、モラルハラスメント。(モラハラ)
- 飲み会などの席でお酒を飲むことを強要する行為、アルコールハラスメント。(アルハラ)
- 歌うのを苦手に思っている人に、カラオケ店で「歌え」と強要する、カラオケハラスメント。(カラハラ)
- 妊娠・出産した人が、それを理由として職場で精神的・肉体的な嫌がらせを受ける、マタニティハラスメント。(マタハラ)
- 「男なんだから、このくらいの荷物は持てないと」「この仕事は女には無理だよ」など、女らしさ、男らしさという物差しで相手を精神的に追い詰める、ジェンダーハラスメント。(ジェンハラ)
と言われています。
ただ、力関係の上(強い立場)に立つ者が下(弱い立場)に向けて行うハラスメントと言ったら「パワハラ」「セクハラ」が広く認識されていると思うので、逆(下から上)の”部下からのハラスメント”は2種類だと思います。
会社の上司が受けた”部下からのハラスメント”事例2つを紹介
事例1
私が以前勤めていた会社での話です。
会社では課が違うので全く合うことが無かったのですが、共通の趣味で知り合った課長のAさんがいました。
Aさんは、部下の面倒見のよい非常に優秀な課長として会社でも噂になっていました。
趣味で私と合うときは、奥さんや子供も連れてくるので、家族をとても大事にしている印象でした。
そんなAさんだったのですが、ある時から全く趣味に参加しなくなり、会社も休みがちということで、非常に心配していました。
そして偶然にもAさんとバッタリ会社で遭遇。
青ざめた顔に全く覇気のない姿に、あまりにも以前のAさんとは違っていたので私は呆然としてしまいました。
理由を聞くとAさんの部下2人が社内恋愛していたということです。
Aさんは是非2人が結婚出来るようにと、2人を食事に連れて行ったり、勤務体や休みも同じ日になるように、出来るだけフォローしていたそうです。
しかし2人は破局。
女性部下からフラれた男性部下が「フラれた理由はAさんにある」と怒りをぶつけてきたそうです。
全く見に覚えのないAさんにしてみたら寝耳に水で「なんで?」とパニックになったそうです。
それ以降、男性部下から
- 「あいつは能なし」や「あいつ気に入らない」等の悪口を言われる。
- わざと作業を遅らせたり不良品を出す等、作業効率を悪くさせ、Aさんを上司(部長)から怒られるようにする。
- 女性社員と不倫をしているとデマを流して、Aさんの評判を悪くさせようとする。
といった部下からのハラスメントにあって、苦悩していると私に悩みを打ち明けたのですが、結局Aさんはうつ病を発症してしまいました。
事例2
以前ブラック企業に勤めていた時です。
ある日組織変更があり、私のいた係が2つの班に別れて、その内の1つの班長に任命されました。
班といっても私を含めた3人しかいませんでした。
その組織変更で、別な課にいたBさんが私の班に移動してしてきました。
Bさんはなんと組織変更前は別の課の課長までしていた人です。
噂によると部長と揉めて降格になったということでした。
「そんな人が私の部下になって大丈夫なのか?」と心配していましたが、案の定予想は的中。
配属されたその日から「なぜ自分がこんな仕事をしないといけないのか、ちゃんと説明してくれ」と意味不明な事を言ってきました。
ですから戦力にならないなと思い、あまり難しい仕事はやらせず簡単な作業だけやらしていたのですが…
- やるべき仕事はやらず、パソコンの前から動こうとしない。
- ちょっとでも面倒な作業があると「なぜ手伝わないのか?お前は頼りない」と逆ギレ。
- 私以外の2人に「バカで無能な上司がいると大変だよ」といった悪口。
- 俺(Bさん)の方がお前より優秀で、偉いからという暴言。
といったハラスメント行為に、私も苦悩しました。
【これで悩み解消】2つのハラスメント対策とは?
深刻な事態になる前に早めの対策が必要で、私がおこなった対策は以下の2つです。
- 記録に残す
- 相談する
記録に残す
嫌がらせ(ハラスメント)のシーンを録画・録音したり、メモなどで詳細に記録に残しておくと、交渉や訴訟で有利になります。
ですから後々の事を考えたら記録に残して置くことが非常に大事ということです。
職場に移動してきた当日から、周囲に不快な思いをさすBさんの言動に頭に来たので、なんとかならないかと思っていた所、同僚から「記録に残しておけばどうか」ということで早速実行しました。
私だけではなくBさんは、班の人達にも暴言を吐いていたらしく、ナイスなことに班の1人が携帯のボイスレコーダーに録音していました。
その1人にしばらく録音していてくれとお願いして、私の方も出来るだけ詳細にBさんからのハラスメントの数々をメモ書きして、記録に残していきました。
人によってそれぞれだと思いますが、私の場合は約1週間ぐらいBさんのハラスメントに耐え記録に残しました。
理由としては、事なかれ主義で動かない会社なので、ある程度の証拠は必要だと判断したからです。
相談する
やはり1人で悩みを抱えるのではなく、相談する事が何よりも大事だと思います。
ある程度の証拠が揃ったら会社に相談です。
相談しても解決しなければ、まずは労働局等の総合労働相談コーナーに相談するのもアリです。
私の場合は、まず係長と課長に相談しました。
一応わかったと言っていましたが、やはり事なかれ主義が働くのか一向に改善の兆しが見えないので、部長や総務(人事担当者)に相談して事を大きくするようにしました。
そうしないと会社が動いてくれないと判断したからです。
この作戦が成功して、特に総務(人事担当者)が熱心に耳を傾けてくれました。
元々Bさんは課長の頃から問題が多く、パワハラでBさんの部下が何人も辞めていっていたそうで、それで降格移動になったということでした。
ただ、受け入れる側にしてみたらたまったもんじゃないと、私はボイスレコーダーやメモの記録を提示しながら主張しました。
その効果もあり翌週にはBさんは別な課に移動となりました。
相談することによってある程度のハラスメントに対応できると思うので、記録に残すとまずは相談してみましょう。
しかしそれでもダメな場合は転職も視野に入れた活動も必要かと思います。
私みたいに対策出来る場合もありますが、そうでない場合もあります。
うつ病を発症したAさんは、心身ともに疲弊した自分と、デマによって傷つけられた評判を取り戻す事が出来ず、退職したということです。
ですから最悪は、退職せざるを得ない状況を考えれば、転職するしないに関係なくハラスメントを感じたら、早めに転職サイトに登録しておく事も必要かと思います。
ちなみに「転職=失敗」というイメージがどうしてもあると思います。
それはただ闇雲に転職するからで、ある意味、転職も自分の人生を賭けて臨むものだと思います。
それには情報収集も必要ですし、なにより自分自身を知る必要があります。
自分の強み(特徴)を知った上で転職活動に臨むと「転職=成功」のイメージにきっと変わると思います。
ただ自分の強み(特徴)が何か?客観的に把握しづらいものです。
- 自分の強み(特徴)に興味があるがうまく語れない
- 日頃の仕事の中で自信が持てない
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部下のハラスメントで転職した上司…さらなる出世で役員になっていた事に驚愕
当時私は、Aさんがうつ病を発症した後、転勤になりしばらくAさんとは疎遠になっていました。
退職したことは聞いていたのですが、それから数年後しばらくしてまた、趣味で合う機会がありました。
ハラスメントで苦悩していた表情から一変、元のAさんに戻っていたというよりは、それ以上に笑顔と自信に溢れていました。
そして愛車も結構グレードの高い外車になっていたので、理由を尋ねるとなんと、転職して会社の役員なり、収入も退職前より数倍増えたということでした。
私はビックリしたのと同時に、Aさんならこれぐらい評価されて当たり前だとも思いました。
部下のハラスメントで苦悩するぐらいなら、さらなるステップアップと捉えた転職の考えもアリ
ちなみにAさんは転勤サイトに登録していたということです。
ですからAさんの事例にあるように、部下のハラスメントで苦悩するぐらいなら、さらなるステップアップと捉えた転職の考えもアリだということですね。
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