「試用期間中に自分の能力不足を感じて、早めに気持ちを着替えて次(転職)に進みたい。今すぐ辞めたいと思っているが辞めれるのか?」
「この職業に就きたいと思って入社したが、ミスが多く、仕事をなかなか覚えられないこともあり、自分の能力不足を実感してしまった。試用期間中だが辞めていいのか?」
といった悩みに答えます。
■本記事の内容
・試用期間とは?
・試用期間中に自分の能力不足を感じて辞めたい…早めに見切りをつけるのもアリ
・試用期間で退職するメリット・デメリット
試用期間は雇う側、雇われる側、両方にとってのお試し期間ですが、大体が雇う側の見定め(仮採用)期間です。
自分の能力不足を実感して辞めたいと思っても、黙っていたらそのまま自動的に本採用となります。
「せっかく入った会社だから」と我慢した方が良いのか?
それとも早めに見切りをつけた方がいいのか?
私の実体験を交えた意見を紹介しますので、「能力不足で辞めたい」と思っている方は最後まで読んでください。
※ブラック企業に約20年勤めた他、数々の会社を渡り歩いた実体験を元に、筆者なりの解釈でまとめています。
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Contents
試用期間とは?
ちなみに試用期間とは、企業が人材を採用する際に、社員としての適性(勤務態度、能力、スキル)を評価判断するために用いられています。
簡単に言ってしまえば、見習い期間です。
見習い期間を経て、正式に採用(本採用)するかを決めるという制度になります。
また、試用期間中であっても、基本的には、本採用後と労働者が持っている権利は同じです。
特に契約等で制限されていない限り、給与・労働時間・休日なども試用期間前後で当然には差異は生じません。
期間の長さについては、労働基準法などで明確な定めはありませんが、1〜6カ月が一般的で、最長1年が限度と解釈されています。
試用期間中に自分の能力不足を感じて辞めたい…早めに見切りをつけるのもアリ
率直に言えばアリです。
面接での説明と実際の作業とのギャップは必ずあります。
ギャップがあっても「頑張ればなんとかなる」レベルと「頑張ってもなんともならない」レベルがあり、能力不足は「なんともならない」レベルです。
- 職場の人達の仕事のスピードがとにかく早い。
- 1人1人が2人、3人分の仕事をこなしている要領の良さがすごい。
- レベルの高すぎる仕事内容。
- すぐに即戦力になれという期待の大きさ。
など、いざ現場に立つと「これはチョット自分の能力からしてついていけない」と挫折感を味わいます。
自分の能力不足を感じつつ、無理して会社に残ったとしても挫折感は残ります。
挫折感は自分の中でパニックとなり、仕事を覚えることに苦戦します。
- 仕事のミスが多い。
- 何回も同じことで注意される。
といったことでさらに挫折感が大きくなり、またミスを繰り返すことに。
試用期間は会社側からすれば「使えるか?使えないか?」を見定める期間です。
「仕事が出来ない」と判断されると、試用期間満了時の解雇につながります。
解雇を言い渡されると精神的ダメージは相当なものです。
自身を責めて次に進めなく可能性もあります。
ですから自分で能力不足を感じたら、自ら早めに見切りをつけ辞めるのもアリです。
私は以前、試用期間で辞めた事があります。
それまで友人の会社で、ある技術を身につけるたのですが、友人が体調不良のため会社を閉めました。
その技術を活かそうと思ってある会社に入社しました。
しかし業種が違うためか1から学ばないといけませんでした。
1ヶ月の試用期間で覚えろということでしたが、仕事内容のレベルが高いこともあり、当初から能力的にとても無理だと実感していました。
辞めようか悩んでいた中、私より先に入社した人がいて、この人は試用期間が過ぎても期間を延長され、正社員にはまだなっていない状況でした。
上司から「早く結果を出せ。クビにするぞ」と言われてアタフタした光景を何回も目にすると、「自分もこんな風になるかも。」とイメージ出来たので、試用期間に辞める事を決断しました。
私が辞めた後、この人は解雇されたそうです。
能力不足の場合、自分がこの会社で働き続ける事が出来るのか、何となくわかると思います。
ですから、早めに自ら見切りをつけるのもアリです。
試用期間で退職するメリット・デメリット
とはいえ、試用期間での退職にもデメリットはあります。
メリット・デメリットは把握しておきましょう。
【メリット】
次の転職活動が早く出来る。
我慢や不安から解放できる。
【デメリット】
転職するとき不利になる可能性がある。
退職した会社になぜ入社してしまったのか後悔する。
メリット
次の転職活動が早く出来る
「自分に合わない」「やりたい仕事ではない」と感じながら嫌々仕事を続けても時間の無駄です。
試用期間中は責任のある仕事を任される事はありません。
引き止めにあうことや、引き継ぎをする手間もないので、フットワークは軽くすぐに気持ちを切り替えることができます。
我慢や不安から解放できる
いざ会社に入ると「こんなはずではなかった」と思いつつ我慢しないといけない事が多々あります。
また「この先ここ(会社)でやっていけるのか?」と不安にもなります。
と同時に「自分のやりたかったことはこれだったのか?」という気持ちも湧き上がってきます。
会社にいる限り、この相反する気持ちと日々向き合わないといけないですが、辞めてしまえばそんな気持ちになりません。
デメリット
転職するとき不利になる可能性がある。
履歴書に書く必要性があるかということです。
短期での離職は「職歴が汚れる」という見方もあるので、再就職や転職に不利になる可能性があります。
一般的に履歴書に書いておけば無難だと言われています。
それは法律上、週の所定労働時間が20時間以上で、31日以上雇用される見込みのある人は必ず雇用保険に加入しています。
履歴書に書いていなければ、雇用保険の履歴から転職先の会社にバレて、経歴詐称につながるということです。
ただそれは試用期間満了ギリギリの、3ヶ月や6ヶ月退職だとバレる可能性だありますが、1ヶ月以内での退職だと履歴書に書かなくていいと思います。
ちなみに私は試用期間退職が1ヶ月だった為、履歴書には書いていません。
それとこんな意見もありました。
書くか書かないかはご自身の判断次第です。
以前、同じ質問を労基とハローワークにしたことがありますが、
それぞれの回答としては「試用期間中の職歴については雇用側も
雇用される側も働き方を見定める期間であることから、職歴として
記載する必要はありません」・・・と言われています。
中学の同級生が新しい会社に入って1ヶ月になるが試用期間中での退職したがってるらしい
試用期間中の退職は履歴書にも残らないから意外にメリット大きい気がする。
一年勤めて身も心もボロボロになってしまっては相当なデメリットだな。
— Beat-30@今年は??? (@curetouhoku89) October 31, 2019
転職する際、不安な場合は採用担当者に口頭で伝えてもいいと思います。
試用期間中は今すぐ辞められる?
「試用期間だから今すぐ退職出来る」と考えてしまいますが、今すぐ退職は出来ません。
本採用と一緒で退職の申し出をする日や、退職までの期間について社内の退職規定に定めがない場合は、原則として申し出から2週間後に終了させることができます。
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
出典元:民法
退職希望日の2週間前までに人事担当、または直属の上司に退職意思を口頭で表明し、その後書面で退職届を提出するとよいでしょう。
ただし、法律上は問題ないとしても、企業側はさまざまな対応準備に追われるものです。
マナーとして、できるだけ余裕を持って(目安として1ヶ月前)伝えましょう。
試用期間中に少しでも辞めたいと思ったら、やってほしい2つを紹介
- 自分に合っている職種を見つける
- 次に向けての転職活動を今すぐ行う
自分に合っている職種を見つける
能力不足だと感じた事は、ひょっとしたら職種自体が自分に合っていない可能性があります。
いくら自分がやりたい仕事といっても”得手不得手”があります。
合ってない職種で頑張っても、なかなか成果につながらなければ時間の無駄ですし、「何やってもダメだ」と自分自身責めてしまうと、なかなか次へ進めなくなります。
なので自分がどんな仕事に向いているのか、見つめ直すことも必要です。
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次に向けての転職活動を今すぐ行う
辞める可能性があるなら、転職活動を始めるのは、早いにこした事はありません。
ステップアップと捉えて、自分にとって有益な情報を得る事は、何も悪い事ではないので、少しでも辞めたいと思ったら転職活動をはじめる事をオススメします。
しかし転職活動と言っても決して難しいことではありません。
転職サイトに登録するだけです。
一度登録してしまえば、あとはメールを確認しつつ、興味ある案件に応募するだけですから。
とは言っても、「転職サイトって沢山あってどれに登録していいのか分からない…」という人も多いと思ます。
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