いつの時代も新入社員は上司・先輩社員から見ると「変わり者」のようにいわれることが多いものですが、ここ数年は「モンスター新人」が注目されるようになっています。
「報告書に絵文字、顔文字を使う」「研修がつまらないとか、すぐにツイートする」「電話の受け応えも出来ない」といった、今までの常識が通じない新入社員に対する蔑称です。
ゆとり新入社員とも「モンスターペアレント」から派生したとされます。
数々の驚きの事例がありますが、私が出会ったモンスター新人も、かなりのインパクトがあったので紹介します。
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Contents
モンスター新入社員のエピソード
3つとも以前、勤めていた会社の話です。
エピソード1
まずAくんです。
彼は人としての感情が欠落しているというか、コミュニケーション能力が機能していませんでした。
ただ自分というものは持っており、自己評価が恐ろしく高いです。
新人らしく、おはようございますの挨拶はできます。
しかし日にちが経つと、「なにか?」おかしいと感じました。
それは自ら挨拶することなく、相手から挨拶されておこなうというものでした。
それを指摘すると「自分から挨拶しないといけないのでしょうか?」「別に相手からでも挨拶は挨拶でしょう。」というものでした。
また「お疲れ様でした」の挨拶も一緒で、さらに「お疲れ様でしたの挨拶は必要ですか?朝の挨拶だけでいいじゃないですか?」という持論を展開。
Aくんは私の前工程の配属で、指導は職人気質の人で何十人と指導歴のある人でした。
新人だから少しずつ、出来そうな事から教えていました。
Aくんはプライドが高いので、出来ませんとは言わないそうです。
指導者「製品に書いてある番号を見て、右から順に並べてくれ」
Aくん「はいわかりました」
Aくん「出来ました。」
指導者「ん~?」
なんと製品の番号ではなく伝票の日付順に並べていました・・・
指導者「製品の2箇所に1個ずつ部品をつけてくれ」
Aくん「はいわかりました」
Aくん「出来ました。」
指導者「・・・・・!?」
製品の1箇所に2個ずつ部品をつけていました。
こんなやり取りが続き、指導者は「こんなやつ初めてだ」「もう指導できない」とサジを投げてしまいました。
その後は放置状態だったので、私の工程が大被害を受けます。
Aくんが担当した製品が後工程に流れてこないということがありました。
明日には客先に納品しないといけない製品です。
私の手元に来た時は夜の12時をまわっていました。
それから作業して帰宅するとなると、朝の4時になるということで、さすがに私もAくんに激怒。
私「終わらないなら、終わりませんとなぜ言わない?」
Aくん「終わると思っていました。現に終わったでしょう?」
と言い返してきましたが、さすがに悪いと思ったのか、なんとAくんは泣いて謝ってきました。
しか~し涙が出ていない!?嘘泣きしていたということですね・・・開いた口が塞がらないとはこのことですね。
エピソード2
航空自衛隊に憧れていたBくん
入社も会社の作業服があるにも関わらず迷彩服で登場。
これだけでもモンスター度がわかりますね。
嫌な予感がしていましたが、私が指導することになりました。
とりあえず簡単な作業から教えようとしましたが、なぜかBくんはブッダ、お釈迦様がいかに偉大かということを語りだしました。
そんなこんなで、当たり障りのない作業をさせていましたが、Bくんは「もっと自分は能力があるから、こんな仕事は出来ません」と言ってきました。
とりあえず私がやっていた作業を少し任せることにしました。
注意点をBくんに説明していましたが、Bくんは「自分は1回聞けばわかるので、何回も言わないでください」ということでした。
案の定、後工程からクレームがきました。
その事を伝えるBくんは「こんなはずではない」と塞ぎ込み、大量の頭痛薬を飲みだしました。
Bくん曰く、注意されたり、怒られたりすると頭痛が起こるそうです。
そして薬の副作用で3日~5日間は休んでしまうという悪循環でした。
実際、頭が痛いのは私の方なんですけどね。
そんなこんなでしばらくすると、係長がBくんの迷彩服を注意しにきました。
係長から注意されている最中に意気消沈していたBくんは、なんと急にしゃがみ込み、指遊びをはじめました。
唖然とした係長と私は顔を見合わせるばかりで沈黙の時間が過ぎました。
結局Bくんは、警察官になると言って音信不通(出社拒否)になりました。
エピソード3
Cくんはバリバリ高校卒業後の新卒入社でした。
まさかのこの時点(18歳)で結婚をしていました。
できちゃった結婚なのかと思いきや違って、嫁さんがなんと15歳年上の姉さん女房でした。
Cくんが必ず言うことは「うちの嫁は稼ぎがいいです」という自慢話でした。
外車の輸入販売をしてる会社の社長ということでした。
高校1年生からの付き合いだそうで、当時から相当な金額の小遣いを貰っていということです。
いわゆるヒモということですね。
一応嫁さんに言われたから、この会社にきただけで、いつでも辞めてやるというスタンスでした。
私達に対して、口には出さないですが、同期入社の人達には貧乏人と罵っていました。
とにかく楽がしたいのが見え見えで、簡単な立ち仕事を頼まれても、関係のない違う係の所に行って、パソコン入力作業をおこなっているという状態でした。
班長の主な仕事がパソコンでの時間管理と、製品管理だということがわかると、自分が班長になりたいと係長に掛け合うという有様でした。
春の新入社員歓迎会、夏の懇親会、年末の忘年会に出席することなく、嫁さんと一緒に海外旅行に行っていました。
そして趣味が数年前ですが、仮想通貨(ビットコイン)にハマっているということでした。
今日はいくら儲かってるというのが口癖でしたが、その後のビットコインの動向を考えれるとCくんは今どうなっているのでしょか・・・??
モンスター新入社員と関わると…問題点について
もちろん私以上のモンスター新入社員に遭遇されている方もいるかと思います。
まだまだモンスター新入社員の被害は拡大していくでしょう。
そこで問題になるのが私も経験した、彼らの指導に疲れ果ててしまうということですね。
1人の指導でイッパイイッパイなのに、2人、3人を指導しないといけない事になれば精神的にぐったりくるのではないでしょうか。
【そこで必見】3つの対処法を紹介
対処法は3つあります。
- ストレス発散
- 上司への相談
- 逃げる
ストレス発散
仕事が終わった夜の時間帯や、週末の休みなどは、趣味などに没頭し、自由に過ごしてストレス発散をしましょう。
会社のことを忘れることも大切です。
上司への相談
部下の指導がうまくいっていない場合は、直属の上司に相談するのがおすすめです。
あるいは自分の尊敬するかつての上司に相談するのもいいでしょう。
部下なし管理職や専門職に配置転換することを願い出る方法もあります。
ただそう簡単に応じてくれる職場だったらいいのですが、相談しても「なんとか絶えてくれ」と言われる可能性もあります。
その場合は、上司の上(係長だったら課長、課長だったら部長)に相談。
さらに総務や人事担当にも相談するなど、1人で抱えない、会社として大きな問題として捉えてもらうように、事を大きくしましょう。
逃げる
上司に相談しても上手くいかない、そこでまたモンスター新入社員と板挟みになるというパターンで疲弊してしまいます。
正直者がバカを見るという感じで、精神的に1人だけ損する感じだと思います。
実際、私もそうでした。
最終的に私は体を壊してしまいましたから…。
いっその事、転職サイトに登録して逃げる事も考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか、私の体験したモンスター新入社員でした。
共通して言えるのが、世間知らずだということです。
そういった事も含め、指導する側が1から10まで教えろというのに無理があります。
そしてそういう人の問題に対して会社側は見て見ぬふりをする傾向があります。
もしモンスター新入社員との関係に悩まされているのならば、色々と選択肢を考えてみてはどうかと思います。
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