仕事をしていて、職場の上司や先輩から「甘えるな」や「お前は甘い」と注意されたことはないですか。
真面目にやっているのに、なんでそんな事言われないといけないのか腑に落ちないこともあり、「甘えとは何だ?」なんてことを考えたこともあると思います。
実際私も若い頃は「甘えるな」とよく上司から怒られました。
私の考えでは甘えとは「責任逃れ」「人をあてにしすぎる」「人のせいにする」だと思います。
新入社員や若手社員は社会人経験が浅い為、なかなかイメージしづらいと思いますが、甘えたままだと、どういう人になってしまうのか、私が出会った男性の事例を紹介しますので参考にしてもらえたらと思います。
「本ページはプロモーションが含まれています」
スポンサーリンク
Contents
仕事の甘えとは何?
私の経験からして甘えとは
- 責任逃れ
- 人をあてにしすぎる
- 人のせいにする
ということだと思います。
要するに人に迷惑かけないようにすることが大事だということです。
新入社員や入社して2,3年の若手社員の頃は、「これやってもらっていいですか?」や「後はお願いします」と人に任せることが多くあります。
経験不足ということをわかっているので、上司や先輩は仕事を引け受けています。
しかしある程度時間が経ち、経験を積んだにも関わらず、いつまでも人任せはいかがなものかということで「甘え」という言葉があると思います。
私はただ若手社員の頃は仕方ないという考えなのですが実際は、いい歳した大人(おじさん)の甘えた連中がはびこっています。
3つの事例を紹介
責任逃れ
以前勤めていたブラック企業で営業責任者のAさんがいました。
Aさんは40代後半でワンマン社長から気に入られて営業の部長という肩書きでした。
新規の客を受注できたということで、私に仕事が振られてきました。
やったことのない内容だったので、Aさんにその都度確認しながら作業を進めていて、時には、写真をとって「客先にも確認してもらえませんか」とAさんにお願いしたりしていました。
納品前にもAさんに確認して「バッチリです」と言っていたにも関わらず…
客先でNGとなりました。
翌日私は、社長と幹部に呼び出され、事情を説明しろと怒鳴られることになりました。
私も確認したのに、「なぜ?」でしたが、なんと目の前には、社長と一緒になって私を怒鳴っているAさんがいました。
尚更私は?状態でしたが、とにかく客先に謝りに行けということで、客先に出向きました。
そこでわかった事ですが、Aさんは客先と連絡を全くとっていなかったということです。
帰ってAさんに尋ねてもAさんは、「そんなこと聞いてない」としらを切りました。
後でAさんの部下に聞いみると、Aさんはいつも仕事を部下に押し付け、手柄だけは自分が貰うという性格で出世したということです。
私はAさんを甘えだと思います。
では若手社員と何が違うかといいますと、それは経験からくる話術がある、要は口がうまいので自分の甘さをカモフラージュさせてるということです。
結局自分さえよければいいという考えなんですね。
最低ですが…
アドバイス
まず責任とは
明示・黙示的に関わらず、ある立場にいる人が、役割を果たすこと
約束を果たせない場合には、代償を支払う必要があること
と言われています。
どんな事でも、任せられた仕事にはお金が発生するので、責任を持って行う事は当たり前です。
また会社は1人、1人の責任感という歯車で成り立っています。
ですから失敗したら歯車が狂ってしまうので怒られるということになります。
ですが人は怒られたくないという心理が働きます。
そこでAさんみたいに責任逃れという保身に走ることがあります。
Aさんがなぜ出世出来たかわかりませんが、社会人としてどうでしょうか?
責任から逃げてばかりじゃ成長出来ないと思います。
”失敗は成功のもと”ということわざがあり、失敗から多くのことが学べます。
若いうちは失敗して怒られることも責任を背負うことだと思います。
責任から逃げないことで周りからの評価も上がるので、やれるだけやってみましょう。
人をあてにしすぎる
ブラック企業に勤めていた時にBさんと知り合いました。
30代後半のBさん、「忙しい」というのが口ぐせです。
私より2ヶ月遅れで入社してきましたが、ほぼ同期ということでBさんの仕事をよく手伝わされていました。
Bさんが忙しいからと上司に命令され手伝いに行くと、口ぐせの「忙しい」を言いながら作業場から姿を消し、仕事が終わりそうな頃を見計らって姿を現す事が頻繁にありました。
特に忙しい時に限って姿を消すので上司にBさんの事を報告、上司がBさんを問い詰めると「前工程の人から手伝ってと言われたので、席を外していました」といい、工程の仲間を呆れさせました。
私がAさんにそれとなく本音を聞くと「どうせみんなが手伝ってくれるでしょ」ということでした。
Bさんも甘えです。
甘え=若手社員のイメージがあり、まさかいい歳した大人は甘えないだろうという固定観念を見事に利用した行為です。
これも経験からきた行動だと思います。
最悪ですけど…
アドバイス
人をあてにするとは、人を頼りにするということです。
新入社員や若手社員のうちは、仕事について知らないわけですから人を頼りにしてしまうことは当たり前の事です。
そして頼りにした人から教わり、自分のものにして成長するわけです。
成長するたびに周りからの評価も上がり、そして今度は頼りにされる側になります。
ただ成長するにはそれ相応の努力が必要になります。
人を当てにしておけばその努力を必要としないわけですから、自分が楽できるということです。
Bさんは今まで、自分が楽できる方を選んできたということですね。
しかし自分が成長して、あてにされる側になった時、同期や同僚がBさんみたいになっていたらどう思いますか?
不快に思うはずです。
もちろんBさんに対する評価は最低レベルです。
また評価は収入にも影響してきます。
実際、私とBさんはほぼ同期入社にも関わらず給料面では、かなり差で私の方が良かったです。
人を当てにしすぎると自分は楽出来ますが、その反面、周りの評価や収入は下がり続けることになります。
ですから、人を当てにしないように努力することが大事だということです。
人のせいにする
ブラック企業で課長から降格したCさん。
Cさんは40代前半です。
降格後は私の後工程に配属になりました。
噂では社長の信頼を裏切ったから降格したという事でした。
「俺は何でも出来る」が口ぐせです。
しかし口ぐせとは裏腹に作業は雑で、しかも人の倍ぐらい遅くかかっていました。
案の定、最終工程から「何やってんだ、早くしろよ」とCさんに催促がきました。
それを聞いたCさんは逆ギレして「俺も一生懸命やってんだよ。文句があるなら俺の周り連中に言えよ」さらにメンバーに対して「俺は一生懸命やってるのわかっているのに、なんで手伝ってくれないんだ」と、Cさんの工程メンバーに責任転嫁してきました。
それから私の前工程に対しても「お前らは、俺の作業の事考えてないな。情けない。考えたらお前らがもっと早く後工程に回さないからこうなるんだよ。」と、人のせいにばかりして謝ることはしませんでした。
その後もCさんは、度々他の工程とトラブルをおこして、メンバーもゲンナリしていた所に、客先で不具合が発生したと連絡がありました。
Cさんの工程では製品にズレがないか試験をします。
合格すると試験した人のサインをして最終工程に回します。
今回、客先で製品のズレがあったとクレームがあり、試験担当者はCさんのサインがしてありました。
それを知ったCさんは「俺じゃない。サインをした覚えもない。」と言い出し、「やったのはあいつだ」と派遣社員の若い人に責任をなすりつけました。
「勝手にあいつが俺の名前でサインをしたんだ」と、これまた人のせいにして派遣社員の人を怒鳴りつけました。
突然言いがかりをつけられた派遣社員の人は、翌日には会社に出社してこなくなくなりました。
Cさんの場合は自分の甘さをカモフラージュするために高圧的な態度になるという、人としてどうなの?と思います・・・
もう犯罪レベルですね。
若手社員にはとても出来ないレベルです。
アドバイス
人のせいにするは責任逃れと同じような感じがしますが、Cさんの態度からわかるように責任逃れより一層「反省をしない」ということです。
かの松下幸之助氏の至言に「反省する人は成功する」があります。
やはり失敗したら人のせいにしないで反省して次に繋げることで、周りからの信頼を得られ成長出来るということです。
Cさんのように人のせいばかりしていると、信頼を失い続け孤立していきます。
なぜCさんが課長から降格したのか事例からわかりますね。
この時点で社長からの信頼はないということです。
最終的には会社を解雇なんてことになるかもしれません。
ですから失敗しても人のせいにしないで反省することかとは非常に大事だということです。
まとめ
仕事の甘えとは何?
- 責任逃れ
- 人をあてにしすぎる
- 人のせいにする
いかがでしたか、どんな人でも甘えはあると思いますが、自分が成長するために出来るだけ甘えを排除していきましょう。
しかし甘えを排除出来たと感じていても、上司からはいつものように甘えていると言われる場合は環境を変えてもいいと思います。
今の会社よりかなり評価される可能性もあるのではないでしょうか。
転職を本気で考えているあなたが今すぐ読むべき記事はコチラ
自分に合った転職サイトを見つけたいあなたはこちら↓↓
無料診断あり:ブラック企業出身者の私がおすすめする転職サイト3社
自分の【強み】を知りたいあなたはこちら↓↓
コメント