「仕事のストレスで夜が眠れない。会社に行こうとすると体がだるくて起きれない。心身ともに私の体は疲弊していく。。。
いっそのこと体調不良で会社を退職しようかな?
ただ上司に伝えても『診断書を出せ』と言われそう。。。
でも、そもそも診断書が必要なの?」
今回はそんな疑問にお答えします。
■本記事の内容
・退職するとき診断書は必要?
・心療内科でのもらい方をわかりやすく解説
・退職で絶対に診断書が必要なら嘘(仮病)もアリ?
ちなみに診断書をもらえる確率が高いのが心療内科です。
実際に私も心療内科を受診し、診断書を複数回もらっています。
事例を交え、もらい方をわかりやすく解説しているので「退職するとき診断書が必要だ」と思っている方は最後まで読んでください。
※ブラック企業に約20年勤めた他、数々の会社を渡り歩いた実体験を元に、筆者なりの解釈でまとめています。
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Contents
退職するとき診断書は必要?
はっきりといいます。診断書は必要ありません。
「労働法は、使用者の方に解雇理由の記載を含む『退職証明書』を出す義務を負わせているだけです(労働基準法22条)。民法上も、期間の定めのない雇用契約では、当事者はいつでも解約の申し入れをすることができると定められており、解約理由は問われていません
(民法627条1項)」
つまり、社員が会社に退職を申し出るときにその理由を説明する義務はなく、「一身上の都合」で十分ということです。
私も会社を退職したとき…
- 「ストレスで夜が眠れない」
- 「動悸や息切れがする」
といった症状を上司に説明した後、「だからちゃんと直したいので辞めます。」と言って退職しました。
診断書を出す以前の状況で辞めれたので、診断書は必要ないということです。
ちなみに診断書を提出して退職することも出来ます。
それは休職期間を設けて退職することです。
会社によっては「しばらく休職してから辞める、辞めない、の判断してくれてもいいから。」と引き留める所もあります。
私はこのやり方でも退職した経験があります。
しかしただ単に休職すると収入がなくなるので、公的な制度を利用しました。
休業補償給付です。
休業補償給付とは、仕事中または通勤途中に原因があるケガや病気で会社を休んだ場合にもらえるお金のことを言います。
もらえる条件は以下の3つです。
- 仕事中または通勤途中に原因がある病気やケガで療養中であること
- 私的な病気やケガのため、仕事に就けないこと
- 原則として4日以上休んでいること(休業補償給付は、4日目の休みから支給されます。はじめの3日間は待期期間と呼ばれ、傷病手当を受けることができません。また、この3日間は連続休む必要があります。)
例えば・・・
- 足場から転落して骨折した
- 過労によってうつ病になった
- 残業が続き睡眠不足となり、心筋梗塞を起こした
- 介護の仕事で腰を痛めた
- アスベストによって肺がんになった
などです。
私は”過労によってうつ病になった”に該当しました。
申請書に医師の証明欄があります。
診察の際、申請書を持っていきましょう。
申請書が手元にない場合は診断書が必要なので医師に願い出ましょう。
私は診断書を書いてもらい会社に提出しました。
休業4日目から、休業1日につき給付基礎日額の60%相当+特別支援金として20%が支給されます。
大体ですが手取りの約7割の金額が支給されます。
支給期間は1年6カ月で、私の場合は1ヶ月の休職でしたので1ヶ月分の支給でした。
その後私は、復帰に向けてどうするのか上司と面談しましたが退職を選びました。
休職期間は冷静になって物事を考える事ができるので、この制度を利用することもアリです。
心療内科でのもらい方をわかりやすく解説
仕事のストレスでの体調不良による診断書を書いてもらいたい時は、心療内科がベストです。
私が心療内科を受診し、診断書をもらった経緯は以下の通りです。
- 受付
- 看護師に症状を説明
- 診断前検診
- 先生の診察
- 診断書を受け取る
受付→看護師に症状を説明
受付についてはどこの病院も同じで保険証を提出します。
受付を済ませると看護師が症状を聞きに来ます。
私の場合は…
- 仕事のストレスで夜が眠れない。
- 頭痛がする。
- 体がだるい。
- 物事に対して意欲が湧かない。
といったことを説明しました。
診断前検診
さらに症状についての深堀になります。
カウンセラーの先生が
- 仕事の内容
- 職場の環境
- 人間関係
といったことを質問形式で聞いてきます。
悩みや苦痛に感じている気持ち(本音)を引き出す診療だと思うので、素直に気持ちを話すと大分楽になります。
これについては、やっている病院とやってない病院があり、やってない病院はそのまま先生の診察に入ると思います。
先生の診察
先生の診察も診察前と同じ内容を聞かれますが、ここでは自分の症状を大げさに表現すると、より簡単に診断書をもらいやすくなります。
診察の最後に必ず「疲れたので休職したいです。診断書を下さい。」と言いましょう。
言いそびれてしまうと、肝心な診断書をもらえない事があるので、絶対に忘れず言いましょう。
診断書を受け取る
診断書は料金が発生しますのでお金の準備を忘れずに。
ちなみに私の場合、診断書の料金は3000円程でその他、睡眠導入剤などの薬代を含めると約5000円程の費用がかかりました。
おそらく経験上、仕事のストレスで「夜が眠れない」「頭痛がひどい」と言うだけでも診断書は書いてもらえると思います。
退職で絶対に診断書が必要なら嘘(仮病)もアリ?
アリです。
骨折など見た目で嘘とわかるのはナシですが、中にはこんな人もいました。
私がブラック企業にいた時です。
仕事が出来ないAがいました。
よくミスばかりして毎日上司から怒鳴らていました。
もう何年も上司から怒鳴られているので、Aに「落ち込みことはないのか?」と聞くと「もう慣れたよ」と返事が。
それからしばらくして、Aの上司が交代となり、Aの後輩が上司になります。
意外と上下関係を気にするAにとっては、悔しい出来事だったのか、動揺して休みがちになりました。
休みがちに対して後輩上司から厳しく追及されると「体調が悪いから辞める。診断書ももってるから」と言い出し、上司も「だったら持ってこいよ。どうせ嘘だろ。」とさらにキレた口調で応戦。
次の日、退職願いと診断書を持ってきました。
診断書の中身は著しい視力低下とあり、Aは「目が見えないからもう辞める」ということでした。
目の症状については他人からはわからいないので、「その手があったか!!」とみんなで顔を見合わせたことを昨日のように思い出します。
退職後Aと合う事がありましたが、普通に車の運転をしていましたし、メガネすらかけていませんでした。
Aに「あれは嘘(仮病)だったのか?」と聞くと、うなずきながら逃げるように去っていきました。
こういう事もあったので嘘(仮病)もアリだと思います。
診断書を提出しないと退職を認めないなら、今すぐ退職代行サービスを考えるべき
退職するとき診断書は必要ありませんが、会社や上司が診断書提出を強要する会社もあると思います。
診断書のもらい方を上記で説明したので、そのとおりに実行してもらえたら間違いないと思いますが、もう一つの選択肢もあります。
それは今話題の、退職代行サービスを利用することです。
少し抵抗があるかもしれませんが、私がオススメする退職代行サービスは業界トップの知名度と100%の実績があり、条件つきですがなんとキャッシュバックがあります。
実質0円無料で退職できるということです。
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